参考タイム たかむら の里 | 30分 | 姫路滝 | 35分 | 松ヶ嶽 分岐 | 5分 | 松ヶ嶽城跡 | 20分 | 篁山 | 35分 | 姫路滝 | 20分 | たかむら の里 ※通常は 登り60分 下り40分 くらいです。 |
TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 | |||
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篁山(竹林寺) | 05/11/26 | |||
広島県東広島市河内町入野 | ||||
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一般的に山登りの対象となっている山は、沿岸部と中国山地が多いのだが、内陸部にも登れる山がちらほらあるので、今回は東広島市にある篁山を紹介する。 内陸部の山が山登りの対象になり辛いのは、山頂もしくは山頂付近まで車道が付けられていることが多いためで、頑張って登ってみると車が置いてあるというのは何だかがっかりするものである。 山登りのおもしろさは人それぞれだろうが、登ったという達成感を味わうことがウェイトとしては高いので、車で登れるとその達成感が薄れてしまうのだ。 この篁山もそうした車道が付けられた山であるが、車道とは別に登山道が整備されているので、今回はもちろん登山道を登ることにする。 |
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呉方面からは国道375号線を北上し、国道2号線に合流して右折。竹原から北上する国道432号に合流して左折し道なりに進む。河内町に入り河内ICを越え、山陽本線をくぐりながらグリューネン入野という団地の入り口まで進む。大きな看板が出ているので分かりやすい。抜け道もあるが、文章で説明し難いのでここでは割愛する。 団地入口から広い道を上がった交差点の左手に「たかむらの里」が見える。営業していないようなのでトイレは使えないが、広い駐車場があるのでここに駐車する。篁山の簡単な案内も出ているので、登山口として紹介して構わないだろう。ここから篁山の山頂方面が見える。「篁水」という水も汲める。 |
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<篁山(竹林寺)登山MAP> 赤い線が登山道 灰色の線が車道 青い線は川 等高線の間隔は50m |
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「たかむらの里」に向かって右手の道を登り始める。 狂い咲きのヤマツツジと、冬に良く見るヤクシソウ(左の写真)などを見ながら緩やかに登る。キッコウハグマを少しだけ見つけた。 登山道は竹林寺への参詣道でもあるためか、道幅も広く整備してあり、家族連れでも安心して登れるようになっている。以前登った人の話ではもっと狭い道だったようだ。 |
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道の周りはクヌギ、コナラ、アベマキ、カキ、コシアブラなどいろいろな木々が華やかに色付いている。 カエデやイチョウなどの鮮やかな色はあまりなく、全体的に茶色に近い色ではあるが、時期的にちょうど良いのかさわやかな鮮やかさが感じられる。 |
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カエデの大木はないが、小さなイロハモミジなどはあり、また、名前は不明だが、紅く鮮やかに紅葉した小さな葉っぱもあり、周囲をよく観察しながら登ってみるとおもしろいものである。 これで名前がはっきりするともっとおもしろいのだが、そこまでの知識はまだ無い(^_^; ←ため池の周りも紅葉している。 |
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木の紅葉以外にも、ツルリンドウ(左側の写真)、ヤブコウジ、ガマズミ、ムラサキシキブなど多くの実も見ることが出来る。 緑から赤へと色のグラデーションがある小さな葉っぱも見つけた(右側の写真)。 特徴的に色づく柿の葉が登山道に積もっていたり、大きな松ぼっくりがたくさん転がっていたり、まさに「秋の野山を歩いている!」という感じだ。 |
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滝?と疑いたくなる姫路滝に到着(左の写真)。 滝と言うには水量が無く寂しい。スローシャッターで撮影してもこんな感じだった。もう少し水量があると良いのだが(^^; ここまでは歩きやすい道だったが、ここを過ぎるとゴロゴロ石も多くなり、傾斜も増してくる。 |
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まだ残っていたアキノキリンソウや、紅葉した葉っぱを見たり撮影しながらぼちぼちと登る。 展望は時々得られるが、隣の尾根が分かる程度。この日は空が霞んでいたので、澄んでいれば多少は良かったかもしれない。 この山で一番きついのはこの区間の登りであるので、急がずゆっくり登る。 |
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ようやく平坦になってまもなく松ヶ嶽城跡への分岐が現れ、折角なので寄ってみることにする。 5分ほど下ると鞍部に着き、ここから細い登り道があり、ここを少し登ると城跡になる。あまり人が来ないようで一部ヤブこぎがあるが問題ないレベル。 ただ展望も殆どないので、無理して行かなくても良いとは思うが、山頂方面が見えるところがあり、この辺の紅葉もきれいだった(左の写真)。 |
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元の道に戻り、イノシシが土を掘り返した跡のある平坦路を数分歩き、梵字岩を経て進むと竹林寺の仁王門に到着。 この山は車道が付いているので右手に舗装道路が延びている。やはり山に登って舗装道路を見ると何ともいえない気持ちになる(^^; |
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仁王門をくぐり、少し進んで左に折れ、鐘楼まで登る。見晴らしの良いベンチがあるのでここで昼食にする。 見晴らしは良いが、今日はかなり霞んでいて展望がないといってもよいほどで少し残念。 |
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昼食後、三角点を探しに行ってみるが、藪に阻まれ後退することになった。 踏み跡はあったのだが、倒木などもあり、道が中断していまひとつはっきりしなかった。無理して探しても良いが、三角点にはこだわらないほうなので、引っかき傷をつけてまで進む気になれなかった(失笑) ガイドブックには篁山の三角点は石碑北側の樹林内にあるとあるが、あとで地図を見れば、地形図では522mは三角点になっていないので三角点はない筈だが? しかし、ミヤマシキミの大群落に出会えたのでよしとする(左の写真)。 |
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三角点を諦めて竹林寺の本堂のほうに行き、もみじの紅葉を撮影する。 境内には大きな池があり、時期には蓮の花やコウホネがたくさん咲くようだ。その時期に登っても良いだろう。今の時期はもみじが綺麗だった。境内の紅葉については別ページ「紅葉の竹林寺」を作ったので見ていただけたらと思う。 あまり期待してはいなかったが、木の種類も多く、道も整備さているので、他の時期に登っても楽しめそうな山である。行程も短めで、ちょっと登るのにはちょうど良く、近所にこういう山があるといいなぁと感じた今日の山登りだった。 |
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