つつじが丘

(15分)

尾根
取り付き

(60分)

上山

(35分)

天応
烏帽子岩山

(30分)

上山

(60分)

つつじが丘

ゆっくり
ペース
TONARIの 色撮り撮りの「山 行」

天応烏帽子岩山 (408m) 2020/12/13
広島県呉市天応町/焼山町


 子供がまた山に登りたいというので、手軽に登れる山をと思いついたのが天応烏帽子岩山。

 以前訪れてからかなり時間が経っているが(およそ18年も前…)、1時間程度の行程で景色も良いのでちょうど良かろう。

 天応地区から登る場合は、岩場があるので上級者向きであるが、北側のつつじヶ丘キャンプ場からは初心者コースである。

<アクセス>


 呉市中心部から二河峡のそばを通りながら焼山地区へ上り、コンビニの先の信号でUターンのような感じで左折して、すぐを右折して坂を上ってゆく。道なりではあるが、団地への道もあって少し迷いやすい。昭和高校、あるいはつつじヶ丘の案内標識を見落とさないように進む(ちょっと分かりにくいが)。昭和高校を過ぎた先の十字路を直進して坂を上るとつつじヶ丘のキャンプ場の駐車場に出る。

 左の地図のルートの方が道が大きいので分かりやすいかな?

 冬場ではあるが数台の車が停まっている。
 身支度をしてから、管理棟下のトイレを使わせていただく。古いタイプだから、息子君は初めてだったろう。
 ここのキャンプ場は私が小学生の頃に使った思い出があるが、今の利用状況はどうだろうか?トイレは新しくしないと利用してくれないだろうな〜。

 管理棟の裏から歩き始めてもよいが、子供には初めての場所なので、キャンプ場の様子を見せながら奥に進む。
 キャンプファイヤーする場所に上り、さらに奥の大きな案内板のところまでんで地図を確認するが、こういったものは相変わらず分かりにくい。

 案内板の右手の道を道なりに進む。

 カエデの色づきもまだ見られ、時期によってはもっとキレイそうだ。

 スイッチバックで少し高度を稼ぎ、少し歩いたところにある東屋で少し展望が得られ、さらに進むと道が二手に分かれるが、左手の直進する道を進むとすぐに広い管理道に合流する。左に下ると管理棟裏に戻るので、右手に登ってゆく。

 右に大きくカーブしたところでショートカットする小道があるのでそこの階段を少し上ると尾根道に乗る。ショートカットせずにそのまま進めば中国自然歩道の案内標識にぶつかり、そこを左折すれば尾根道に乗る。たいした距離ではないのでどちらでも構わない。

 尾根道に乗れば登ったり下ったりを繰り返す。階段も多めなので少しきつい箇所があるが、距離はそこそこなので問題はなかろう。
 (上の写真)大きな岩に登れる場所もあり、焼山地区〜灰ヶ峰と広く展望できる。ウラジロがいい色で群生していてきれいである。
 

 中山と言われる小ピークの手前まで登れば、岩場から天応地区を見下ろせる場所もあって気持ちが良い。中山からの展望はそれなり。

 いくつか展望できる場所もある(冒頭の写真)。

 落ち葉がたくさん積もっていて、坂では足を取られそうなこともあるが、適度なクッションがあって歩きやすい。

 枯れたアカマツにサルノコシカケが一つ付いているのを発見する。触れる位置にあるので触ってみる。最初は怖がっていた?息子君も触ってみたが、結構堅い。

 下って再び登り返し、さらに進めば上山に到着する。

 展望はあまり得られない。

 ここから南に下る道もあるが、天応地区へ下る道(地形図を見ると結構な急坂のよう)なので、烏帽子岩山へは東に向かう。
 
 ここから鞍部までの下りが一番きつく、子供も慎重に下っている。
 ここで私より若い女性一人とすれ違ったので挨拶を交わす。しばらく山登りから離れていたが、山ガールと言われていた人たちはまだ続けているのかな〜?。
 

 急坂は距離自体は短く、鞍部では少しだけ展望が得られる。
 昔の記憶であいまいだが、もっと展望が良かった気がするのだが、今は展望を楽しめる状態ではない。

 左の写真は、脇道を進んだところの展望できる岩から。

 花はアキノキリンソウが一株だけ咲いているのを見つけたが、他は見つけられなかった。

 サルトリイバラの赤い実や、ヒサカキの黒い実などが見られる。

 ここから烏帽子岩山へと登り返す。
 こちらも傾斜がきついところもあり、休憩しながら登るが、息子君はよく歩いている。
 まだかまだかと言いながら登り、途中で天応地区へ下る巻き道への分岐を過ぎるとまもなく山頂に到着。
 
 
 あれ?

 昔も抜群の展望ではなかったと思うが、周囲の木々が成長して展望があまり得られなくなっている。

←少し南に下ると岩のところから眺望が開けるが、今日は曇っているのでイマイチ。天応地区から、吉浦地区、呉湾のクレーンなども見える。天気が良ければな〜。

 昼食を摂ってから、ヒサカキやイヌツゲの実(下の写真)などを撮っていると、新造船のシースピカが見えた。今日は広角レンズしか持ってこなかったので点でしか撮影できない。
 
 
 小一時間してから帰路につく。
 通常帰りは下りがメインになることが多いのだが、尾根道を歩く道なので、下山といえどもアップダウンが多く、上山への坂が一番キツイ。

 上山の周辺には不自然な窪みがあり、南への道を少し入るとコンクリートの遺構がある(左の写真)。
 尾根道の小さなピークに石垣の跡が丸く残っており、中央には人工的に加工された丸い石がある。
 呉は軍港としての歴史があるので、ここには砲台でもあったのだろうか。上山は木々がなければ瀬戸内海を進む船を監視しやすい場所であり、何らかの軍事施設だったのだろうか。呉周辺の山では時々こういったものが見られる。
 
 
←ソヨゴの赤い実。

 時折、景色が見えるところで休憩しながら、ぼちぼちと下山する。
 冬の午後は暗くて寒くなるから早く帰りたいところ。
 
 
 尾根の取り付きまで戻り、帰りは広い管理道をひたすら下って戻る。

 いくつか小さな道があるが、尾根道でときどき標識が出ていた「近道」とつながっているのだろう。

 今日は地図とコンパスを持っているので行けないことはないが、あまり人が通っていないだろうし、藪漕ぎになったら子連れでは辛いし、積極的に選ぶ理由もないので試しはしなかった。

 子供連れなので通常より時間は掛ったが、道はよく整備されているし、ここは家族連れでも問題ないだろう。
 

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