<参考タイム>
大森神社
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(30分)
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白井の滝
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(10分)
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登山口
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(20分)
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第1の鉄塔
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(10分)
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第2の鉄塔
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(15分)
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第3の鉄塔
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(10分)
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山頂
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(5分)
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四本杉分岐
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(30分)
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四本杉
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(40分)
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山頂
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(45分)
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登山口
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(35分)
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大森神社
今回のペースは早めです |
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TONARIの 色撮り撮りの「山 行」 |
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東郷山 と四本杉 |
03/12/13 |
広島県佐伯郡湯来町 |
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山登りの傍ら、広島県の巨樹巨木を回るようになってから一度出会っておきたい木があった。林野庁が選定した「森の巨人たち百選」に広島県では唯一選ばれた東郷山の四本杉である。
東郷山は広島市の最高峰であり、これからの時期積雪の心配もあったが、雪が深くなる前に訪れてみることにした。 |
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西広島バイパスを西進し、上平良交差点で右折し国道433号で湯来町を目指す。分岐が多くて「国道か?」と疑いたくなるが、案内は出るのでそれに従う(帰りは迷った)。極楽寺の案内を過ぎてから道が狭くなり、峠に着いたら道路が白くなっていたので(ノーマルタイヤなので)躊躇したが、凍結はしていないようなのでローギヤで慎重に下った。分岐はあるが国道の案内に従い進んでいくと左手の広々としたところに大森八幡神社の鳥居が見え、ここに駐車させてもらう。トイレ有り。山頂の方を見ると雪化粧となっているのでスパッツをつけ、防寒対策をして出発する。
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100mほど北上し、大森バス停で右折し、山に向かって舗装路を歩いて行き、やがてスギやヒノキの林に挟まれて歩くようになり(なかなか雰囲気はよい)、歩き始めて30分ほどで白井の滝の下り口まで来る(小さな案内がある)。
下ったら5分もかからないうちに白井の滝に到着。落差も水量もそこそこの良い滝である(左の写真)。なお、周りの岩は滑りやすいので注意。
元の道路に戻りさらに登って行くと畑があり、ホトケノザが雪をかぶって咲いているのに出会った。春の花だが冬から見られる花である。
ここからまもなくで立派な東郷山の案内標識が現れる。駐車スペースも3台くらいはあるので車で入っても良かったようだ。ここから山道が始まる。 |
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平坦に近い道で緩やかに登って行くと道が三方に分かれるが、案内標識通り右折する。他の道は電力会社が鉄塔を見回る為の道だろう(これから登る右の道もそうだが)。
ここから階段の急坂が始まる。
段差は適度で歩きやすい部類に入ると思うが、やはり急なのでしんどい。一定のペースで確実に登って行く。花はないが赤い木の実が時々見えるくらい。
急坂が終わり傾斜が緩やかになるとまもなく第一の鉄塔の下に着く。電流(電圧?)のブーンという音が不気味に辺りに響く。ここで小休止する。
階段で汗をかき出したので、ジャンパーを脱いだりして体温を調節する。動いているときはよいが、汗をかいていると止まったときに一気に体温が奪われるので、こうした寒い日はこまめに体温調節すると良い。
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第二の鉄塔までも急階段が続く。ただ、緩斜面も混じるのでいくらかは楽だ。だんだんと雪が多くなって足下がぬかるんでくる。
第1の鉄塔から10分で第2の鉄塔に着く。鉄塔の下からは展望が得られるが、雪雲のせいかあまり見えない。
第3の鉄塔迄の道が一番ぬかるんでいるので注意。第3の鉄塔から展望が開けるが、鉄塔の連なりが分かるくらいで、多少下の町が見えた。 |
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第3の鉄塔から登る向きが変わり、10分も歩けば山頂に着く。西方の展望があり、曇ってはっきり見えないが湯来冠山が見える。
そのまま直進すれば国体コースで、右に折れれば四本杉なのでこの道を下る(左の写真)。
ただ、ここからは山の北面で積雪があるのでしっかり防寒対策をとる(といってもまだ、カッパとフリースは着ておらず、余力?を残しておく)。
ここからの道はきついと聞いているので軽アイゼンを装着(実際はそこまでしなくても大丈夫)。昼食にはちょっと早いので四本杉の辺りで食べることにして、山頂ではひとまずおやつ用のパンとチョコレートでカロリーをとっておく。寒さは思ったより体力を奪われるので、高カロリーな食べ物を携行した方がよい。 |
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ブナやモミの大木が続く尾根道を下って5分ほどで四本杉の案内が出るので左折。ここからは急になるので注意。普通は登山道をつけないような急斜面なので四本杉を見るためにつけたのだろうか。
軽アイゼンのおかげであまり滑らずに下れる。ただし、岩場ではかえって滑りやすいので注意。また、スパイクが出ているので出来る範囲で木の根を踏まないようにした。
踏み跡は細いながらもしっかりとしているので注意していれば迷わないだろう。滑りやすい所があるので注意。
スギの巨木が散見されるが、モミで巨木の域に達しているものがいくつか見られたのが驚きだった。モミは樹高がスギのように高くなるものの、幹回りの太いものはそう多くないように思うが、登山道近くで見つけたものは幹回り4m近い大きさであった(左の写真)。
倒木をくぐるちょっと上あたりから下の方に鉄環をはめた四本杉が見えるようになる。山頂から35分で四本杉に到着。 |
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遠くから見ると周りの木が大きいのでか細く見えるが、根元まで来るとその大きさを実感する。
一つの株が4つに分かれたというより、4つの株の根が融合したように見える。根元には大きな空洞があり、中は割と広い。
上から見ると今ひとつだが、横から見ればどっしりと、下から見上げれば持ち上げるような樹勢を感じる(冒頭と左の写真)。 |
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昼近くになったのでここで昼食とする。
周りにはスギの巨木がそこかしこにあり、根元が近いスギもあったので、四本杉の場合はもっと密になっていたので合体したのだろうと思う。
ここから下の恵下谷コース側へ少し下りた。道もしっかりしていたので恵下谷に下りてみようかとも思ったものの、下調べが十分でなかったので元の道を引き返すことにした。下っても問題なかったとは思うが、少しでも不安に思いながら歩くとおもしろくないのでまたの機会とする。
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四本杉に別れを告げて再び山頂を目指して登る。急坂だが下りの時に比べれば歩きやすい。下るときにはあった雪も消えて雰囲気が変わっていた。稜線に出ると北面だけ雪が残り、他面は木肌が現れていた(左の写真)。
40分ほどで山頂に戻り軽アイゼンを外し、温かいお茶を飲む。展望は多少出てきて湯来冠山がはっきり確認できるようになる。
下山にかかり、雪の日だから登山者はいないのかなと思っていると二人連れに出会い、第1の鉄塔から階段を下っているときに二組目に出会った。最初に会った方はまだしも、二組目の方は四本杉まで行っての往復だと下手すれば5時頃の下山となる。冬の5時は暗くて危ない。行程の短い山ならともかく、こういった深い山に午後から登りはじめるというのは感心できない。ガイドブックに載っている山でコースタイムが分かるのであるから下山時刻を考えた計画で登ってほしい。 |
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何とかもっていた天候も崩れはじめ、登山口から小雨が降り始めた。カッパは持っているが今更の気がしてそのまま歩いていたら雨が強くなり最後には小走りになって駐車場に戻った。天気がぎりぎりもってくれたので助かった。
念願の四本杉と出会うことが出来て満足できた山行であった。ただ意外だったのが、四本杉の大きさを近くまでこないと十分実感できなかったことである。周りに巨木が多く、四本杉の大きさがかすんでしまっていたのだと思う。
山登りとしても(送電線の下を歩くのがちょっとおもしろくはないが)適度に距離と傾斜がありおもしろかった。今回恵下谷コースは通らなかったが、次回はこちらから登ってみたいと思う。
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