TONARIの 色撮り撮りの「山 行」

吉松山 00/ 4/15
広島県呉市広

ミツバツツジ 
 基本的にこのホームページでとりあげる山は、比較的遠隔地(あくまで呉市を中心にした場合)にある。近くの山は近いという理由でないがしろにされる場合が多い。
 
そんな訳で地元の山を少し紹介してみよう。
 
 吉松山は呉市広町にある山で、標高は287mと登頂欲をそそられる山ではない。つまるところ「地元の裏山」である。しかし4月中旬頃に冒頭の写真のようにきれいなミツバツツジを見ることが出来る。
 
 ミツバツツジは地域によって開花が異なるが、4月中旬から 道路を走っていると山の側面に赤紫の花を見るようになる。場所によっては群生と言っていいくらいの場所もあり、長距離運転の疲労を癒されることがある。
 
 さて、吉松山の登山口は、国道185号線を呉から竹原に向けて走るならば、広の町を通り過ぎ、仁方トンネルに入る手前の左手に斜めに登る細い道である。道沿いに登りミツバツツジを見ながら行くと山道に変わり、まもなく峠に出る。まっすぐ下ると仁方の町に下りるが、吉松山へは左に折れる。鉄塔の側を通り、竹林を通り過ぎ30分もすれば山頂部に至る。ただしこの山は長細い山なので、山頂はまだ先にある。
 
 登山道としては、少しやぶこぎの部類に入ってしまうかもしれない。道はいくつかの分岐があるが、基本的に山頂に向かっているので、山頂の方向を頭に入れておけば迷うことはないと思う。
 
 一旦上に上がってしまうと尾根歩きが続き、アップダウンを繰り返しながらやがて下山道に入る。「裏山」なので生活道がいくつかあり、迷いやすいので外から来た方は縦走は控えたほうがよいと思う。
 
 登る途中にはたくさんのミツバツツジが出迎えてくれる。普段車で多くの花を見ることがあるが、車から時速5〜60キロの速さで見るのと、歩きながら見るのとは見え方がぜんぜん違うので、ミツバツツジはいつも車から見ているという方は歩いて見ることをお勧めします。
 
 ちなみにツツジの花というのはフレーミングが難しい花なので、冒頭の写真が一番いい出来だった。プロの写真を見ても今ひとついいものが少ないように思う。 

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