TONARIの 色撮り撮りの「山 行」

夕日岳 (594m) 00/ 6/16
北海道定山渓

見晴らし台からの展望

 

 
 北海道である。

 
 定山渓のパンフを見ると結構登れる山があることが分かった。「定天」と呼ばれる定山渓天狗岳という魅力的な山があったが、あくまで仕事のついでなので2、3時間で帰れる山を探した。
 
候補としては恐竜の背中を思わせる山容をした八剣山、定山渓を挟む朝日岳、夕日岳の3つ。山登りとしておもしろそうなのは八剣山なのだが、少し離れており、車が必要になる。残る二つは共にホテルから近いが、より近い夕日岳に決定した。山頂までの参考タイムは1時間10分。休憩を考え2時間半と見当をつけた。この朝日岳と夕日岳には割と植物が多いらしく、カタクリ、エンレイソウ、ヒトリシズカ、シラネアオイなどが見られるらしいが、季節が1ヶ月ほど違うようなので期待はしないでおく。出張のついでなのだから文句を言う方がおかしい。

 
 朝3時半に目が覚め外の様子を見る。心配していた雨は今のところ降っておらず登頂を決める。広島より東のためか3時半でも結構明るかった。準備している内に4時になり、ホテルを主発する。
 
 近くのコンビニでサンドイッチとスポーツドリンクを買い、リュックに入れる。何度も書くが、出張のついでなので、いつもの山登り道具はかさばるため持参していなかった。登山靴の代わりにトレッキングシューズ、リュックは折り畳みの出来る簡易リュック、レインコートの替わりにこれまたコンビニで買ったビニール傘といった感じの装備である。例によっていつものカメラを首に下げ、北海道だからと念のため熊よけの鈴をつけた。

 夕日岳登山口は定山渓神社であり、神社の左手の道を行くと登山届けの箱があった。見てみるとかなり書き込みがあり、割と人気があるようだ。やはり広島から来た人間はいなかったが。
 

 登り始めてからまもなく雨が降り出し、コンビニで買ったビニール傘をさす。花を探しながら登って行くが、やはり季節がずれているようで、4,5種類しか見つけられなかった。いくつか写真を撮ってみたが、光量の少ない早朝でましてや雨の中なので、三脚もない状態では露出アンダーの写真となった。フラッシュは使ったが、人工の光では被写体の表情が引き出せない。

 
 
 30分ほどで見晴台に着き、軽い食事を摂る。見晴台からは定山渓の町と、雪を頂いた無意根山、余市岳が展望できた(冒頭の写真)。山々には霧がかかり幻想的な感じである。

 見晴台から30分ほど歩くと、夕日岳山頂である。見晴台と比べると展望は今ひとつだが、まずまずの景色であった。

 この山は定山渓を挟んだ向かいの山=朝日岳とセットで登る山のようで、行程的に楽であるが、7時に帰らなければならない(もちろん仕事!)という制限の中で登ったのでゆっくり楽しめなっかたのが残念である。

定山渓温泉

 
 
 下山後は、定山渓の温泉街(ホテルが並んでるだけなのだが)に立ち寄り「湯の滝」等を見て回り、予定通り7時にホテルに到着した。

 北海道は初めてなので、自動的に北海道の山も初めてなのだが、広島の山と異なる点と言えば、この季節になっても雪を頂く山々が見えることくらいか。
 
 今回は北海道の雄大さという点では感じることが出来なかったが、いつか北海道の名山を登ることにしよう。いつになるか分からないが。



 
 実は出張の目的は、私が勤めている会社の販売店、サービス店の方々との会議と懇親会の準備係だったのだが、親睦会の小樽観光についていったので、その時のことを簡単に報告します。

小樽天狗山 
 
 まず最初に向かったのは小樽天狗山で、ロープウェイで山の上まで登った。
 
 朝だからかお客さんは私たちだけで貸し切り状態だった。ここからは小樽の町が展望でき、とても気持ちがよかった。
 
 バスガイドさんによると、小樽観光で来られる方は小樽運河や北市ガラスの方でのフリータイムを多く取りたがるので、最低1時間はかかるこの小樽天狗山は観光コースから外れているそうである。
 

 
 思うに小樽観光の穴場である。
 
 山の上ではレーザークレー射撃などの施設があったが、早いためかしまっていたが、タンポポの花と綿毛がきれいだったのでいくつか写真を撮る。
 
 ところでこのタンポポという花、ありきたりで珍しくもなんともないが、意外と写欲をそそられる花である。空に向かって力強く咲き、生命力の強さを感じさせられる花である。もし恥ずかしくないのであれば、地面すれすれから見上げるアングルでタンポポを撮影してみて下さい。生命力が感じられるような良い写真になると思います。
 
と、えらそうなことを書いたが、ここで撮った写真は失敗作……。
 

旧青山別邸旧青山別邸

旧青山別邸

 
 
 次に向かったのは旧青山別邸。
 
 昔ニシンの商いで巨万の富を得た豪商の別邸で、本家よりも立派なものとのこと。何でも職人に対し、予算という制約は一切考えず、職人たちがやりたかったことすべてを駆使して作るよう命じたというのだからすごい。
 
 つまり、当時の最先端の建設技術が使われたと言うことである。残念ながら、写真撮影禁止とのことなので写真は撮れなかったのだが、かなり立派な建物であった。

 次に小樽運河と北市ガラスに行ったのだが、有名どころなので割愛しよう。


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