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TONARIの 色撮り撮りの「その他」 | |||
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満奇洞・羅生門 | 02/4/7 | |||
岡山県新見市 | ||||
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広兼邸に行った後、まだ時間があるので新見市の満奇洞(まきどう)に行ってみた。 井倉洞の方が有名だが、井倉洞は観光ツアーで行くこともあるだろうからマイナーな方を選んだ。 一旦国道180号に戻り、満奇洞の案内が出るまで走り、案内に従って進む。スイッチバックで高度を稼ぎ、草間カルスト台地に登ってゆく。カルスト台地なので岩肌が白っぽいのが特徴である。 満奇洞の駐車場に着いたが車はまばら。観光シーズンには早いらしい。 満奇洞の入口までスイッチバックで登ることになるが、道の脇にシロバナタンポポ、オドリコソウ、スミレ、イチリンソウ、ヤマルリソウ、ネコノメソウ、ジュウニヒトエなどが咲いており、カメラを向けながらゆっくり登っていった。 桜もたくさん植えられ、遊歩道が付けられていた。遊歩道は歩かなかったが、この様子では花が多いのではないかと期待はできる。 入場料は1000円と高い。井倉洞と合わせて1000円にしてくれないだろうか。 |
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井倉洞は「動」、満奇洞は「静」と言われているそうだが、本当に静かな鍾乳洞である。 腰をかがめながら進むが、石筍がいくつも立つ場所に水がたまり、何とも幻想的な雰囲気がある。 この鍾乳洞の特徴か、石筍が細く繊細な印象を受ける。 |
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規模では秋芳洞に遠く及ばないが、透明度の高い水と鍾乳洞の静けさを味わうならお勧めである。 洞窟内の写真は1枚だけ撮ったが、内部フラッシュしかないので絵が写るはずがない。画像処理で暗部を明るくは出来るが今度はフラッシュに照らされたところの色が飛んでしまう。という訳で洞窟内の様子はじかに見て確かめてください。 |
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次に羅生門に向かう。 来た道を少し戻り、井倉洞の案内に従い左折する。羅生門の案内は小さいので、あと何qの標識を見て、車の走行距離のメーターでだいたいの見当を付けておこう。羅生門の案内に従って左折し、案内を見落とさずに進む。やがて人里離れた寂しいところに、この駐車場が埋まるくらい人が来るのかと疑問に感じるほどの広い駐車場がある。お客さんは私だけで不気味なほど静か。 羅生門は石灰岩でできた「門」で、帝釈峡の雄橋と同じ感じと考えればよいだろうか。鍾乳洞のなれの果てで、鍾乳洞が崩落し、残った部分が「門」になったわけである。 崩落の可能性があるので現在立入禁止になっている。 羅生門に下りる道にはイチリンソウのつぼみ、無数のリュウノヒゲ(実を付けたものも多かった)、ネコノメソウ、シロバナネコノメソウ、スミレなどが見られた。ヤマトレンギョウも咲いていたが、くたびれていたので写真は撮らなかった。 |
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カルスト台地であるし、植生的に帝釈峡と同じ植物がいると考えられる。自宅から遠いのでちょくちょくは行くことは出来ないが、興味そそられる場所のように感じた。ここは珍しいコケがいるそうなのだが、コケについての知識は皆無なので勉強してから来たほうが良さそうだ。 羅生門といえば鬼だが、本当に鬼が住んでいそうな、そんな雰囲気の漂う場所だった。 |
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広兼邸へ | ||||
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