TONARIの 色撮り撮りの「渓 谷・ 滝」

断魚渓 (石見町) 00/11/23
島根県邑智郡石見町

断魚渓の紅葉
 
 千丈渓に別れを告げ、国道261号に合流して石見町の断魚渓を目指す。
 断魚渓の入り口は北側から来た場合、トンネルにはいるすぐ右手にあり、南側から来るとトンネルの左側に斜めに入る道がある。千丈渓に行った関係上前者の道に入るが、辺りの紅葉も見事で期待が増す。
 トンネルを潜ってすぐに右折する道が現れるのでこの道を取って下る。狭い道で対向車に気をつけていると突然同乗者から喚起の声が発せられた。ブレーキを踏み左手を見ると正に「錦」という表現が当てはまるようなすばらしい紅葉が広がっていた。路肩に車を止め早速写真を撮る(冒頭の写真)。
 
 しばし感激の余韻に浸りながら下ると、左手に180度近くの鋭角に左折する道に出るのでこの道をとり、少しいってT字路に当たったら左折する。狭い橋を渡り(帰りは少々難儀する)、道なりに進むと広場に出るのでここに駐車する。
 
 見上げると先程の紅葉が見えるが、下から見ると光の加減か上から見たほどではなかった。
 紅葉の季節だけに人が多いが、これだけの紅葉が見えるのだからいたしかたないことだろ。
断魚渓 
 早く岩の間を突き抜ける流れを見ようと奥に歩を進める。
 鳥居を潜り、川の岸に作られた細い遊歩道を歩く。千畳敷と呼ばれるところなので平らな岩が多く、水の流れによってえぐられている。いわゆる自然の彫刻というやつである。
 
断魚渓 
 さあ、目的の場所である(左の写真)。
 
 川の流れが岩の間をものすごい勢いで突き抜けており、確かに魚は遡れないだろう。
 ここまではっきりしたものはここだけだが、他にも流れが岩を削りつつある場所もあり、改めて自然の力強さを感じずに入られなかった。
 
 さらに奥にも渓谷美は続き、上の車道から下に降りる道もいくつかあるようである。滝などもあるが、やはり魚も登れぬあの流れを見た後では少々かすんでしまうのは仕方のないことだろう。
 敢えて難点を言わせてもらえば、渓谷の周りの紅葉が良くない。光が差さないせいもあるだろうが、冒頭の写真の場所以外の紅葉は多少不満ではある。
 
 ちなみに上の道からは千畳敷きが見下ろせる場所があるので、24ミリ程度の広角レンズで撮ると良いだろう。

千丈渓へ

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