TONARIの 色撮り撮りの「紀行」 | ||||
|
||||
アートキャンプ in 百島 | 2023年5月3〜日5月5日 | |||
広島県尾道市百島町 | ||||
|
||||
瀬戸内の島のうちの一つ、尾道市百島にはアートベース百島という廃校となった中学校をリノベーションしたアートセンターがある。 行こうと思いながらも呉からは遠いのでなかなか足を向けることが出来なかったのだが、10周年記念イベントのアートキャンプ in 百島を開催するためのクラウドファンディングが行われていることを知り、これは良い機会だと支援して、ボランティアとしてお手伝いに行くことになった。 クラウドファンディングは目標額に達して、1日目の参加は無料となり、2日目は有料だが、金額は下げることが出来た。 雨の予報だったが、何とか天気が持ちそうな予報に変わり、イベント前日の5月3日は写真の通り良い天気となった。JRで尾道駅まで行き、近くの尾道港から百島の福田港に向かうフェリー百風号に乗る。現代アートの島に向かうフェリーだけあって、赤と青のラッピングがカッコイイ。 |
||||
福田港に到着して、左に海沿いに進む。遠浅の穏やかな港である。対岸には常石造船が見える。 山際にはウバメガシの花が咲き、フジも咲いている。ウバメガシが多い印象。 右に折れて民家の間を歩く。 夏みかんがなっている木が多く、蕾も多くみららる。瀬戸内の島はミカンが似合うなあ。 |
||||
10分程度で目的地のアートベース百島に到着し、先に周辺を散策する。門のそばに鳥居と石段があり、登ってゆくと百島八幡神社に到着する。 特別大きな木は無いようだが、ウバメガシのような照葉樹林に囲まれた静かな神社である。廃れた感もなく、しっかりと手入れがされている。 |
||||
準備の手伝いなどをしながら過ごし、夕方となって島の案内をしてもらう。 作品が展示されている日章館は、百島の映画館だったところで、現在はご覧のようにツタに覆われて、パッと見は廃墟である。百島も空き家が多く、ツタに覆われた民家を多く見た。 ここでは「ヒノマル・イルミネーション」の展示があり、100円で鑑賞できる。 入り口にはキリの花がきれいに咲いていた。 |
||||
日章館を後にして旧支所へ。大きなシュロがツタに覆われている小径を上がり、突き当たりを左折する。 上の写真中央が旧支所。かつての役場跡で、ここに作品が展示されているという感じはしない。中の様子は後で。 右上の写真はアートベース百島にあるビワ。ここの他にもビワが多く見られ、袋がけしてあるものも多かった。 |
||||
続いてGOEMON HOUSEへ。ミカンやビワ、ツツジの花などを見ながら歩く。常石造船のクレーンが目立つ。 坂を登ったり下ったりをしながら10分程度でGOEMON HOUSEに到着。民家をリノベーションして宿泊施設にしており、作品の展示はもちろん、大きな五右衛門風呂で釜ゆで体験?ができる。 巨樹巨木写真家としては大きな木を探したかったが、特別な物は見つからなかった。素性の良さそうなクスノキをいくつか見つけたので、100年後くらいには巨木になっているだろう。新緑がキレイな時期である。 アートベース百島に戻り、お手伝いの続き。 宿泊はグラウンドに張られたテントで、子供時代以来のテント泊である。 5月とはいえ、寝袋だけでは夜はちょっと寒かった。カメラ関係の荷物がなければ防寒具を持って行ったのだが、撮影も楽しみなのでまあ仕方なかろう。 |
||||
<5月4日> | ||||
朝早くに目が覚めたので、早速カメラを三脚に載せて朝焼けのタイムラプス撮影を行う。 一時的に良いタイミングもあったが、曇り空のため出来はイマイチだった。 そう言えば、学校のグラウンドでテント泊なんて初めてだな〜ホテルは部屋が乾燥していて、エアコンの効き具合も微妙なことがあって眠れないのだが、自然の中だとそんなことはなく気持ちが良い。あとは防寒具を1枚あれば良かったなあ。 |
||||
今日からが本番で、クラウドファンディング成功により1日目の今日は無料となっている。 私は旧支所での監視員を任されたので、他のボランティアの女性と向かう。 旧支所は登録有形文化財となっており、2階の天井はキングポスト・トラス構造という歴史的建築だそうだ。2階は八島良子さんの映像作品「メメント・モモ」が上映され、1階では池内美絵さんの「コサージュ」が展示されている。 また、ゲストハウスとしても使用されていて、この日も利用者がおられた。 宿泊の部屋とは別に、ライブラリーとしても利用出来るようになっている。 |
||||
元は村役場ということで、カウンターもあり、そんな感じの雰囲気の場所である。私の地元にもこんな感じの古い支所があって、たまに利用することはあったが、今はもう新しい建物になって風情はなくなった。 作品の内容などについては別にブログで紹介しているので探して読んでみて欲しい。他の写真もたくさん使っている。 展示内容は変わるようなので、アートベース百島のウェブサイトで確認のこと。 |
||||
次ページへ | ||||
|
||||
Copyright(C)2001 All Right-reseaved tonari |