【行程】
1日目

広島駅

京都駅

東寺

筍亭

西芳寺

嵐山

京都タワー
TONARIの 色撮り撮りの「紀行」

晩春の京都 あちこち旅 2008年4月26日〜28日
京都府

<1日目>4月26日 −東寺・筍亭
東寺五重塔 
 我ながらちょっとミーハ-だとは思うが(笑)、テレビの旅番組で紹介されていた筍料理で有名な京都の料亭に家族で行くことになり、ついでなので京都観光も兼ねて行くことになった。

 その料亭の近くに苔寺として知られる西芳寺があり、拝観には葉書による事前申し込みが必要なのだが、その予約の関係でゴールデンウィークの前半にかかることになった。

 連休で人が多いことと予想されるが、どのみち京都は人が多い観光地であるので余り気にしないことにした。むしろ桜の季節が終わった分少ないのでは?とちょっと期待したり(^^;

 会社を1日だけ休むことにして2泊3日の計画とし、
 1日目は東寺・料亭・西芳寺・嵐山、
 2日目は平等院鳳凰堂・宇治上神社・二条城・金閣寺・龍安寺、
 3日目は高台院・知恩院・南禅寺と巡る。

 京都は修学旅行と家族旅行で数回訪れているが、今回の予定では初めての場所が9割くらいである。

 始発の電車に乗って広島駅に向かい、新幹線のぞみに乗り換えて京都駅へ。
 連休の初日であるが、さすがにこの時間帯であれば自由席に座ることが出来た。それでもガラガラという訳ではなく、連休の人出をあまり甘く見ない方がよい。しかし、8時前に到着するとは便利な世の中である。
 
6:05 広島駅
7:51 京都駅
8:10 出発
8:25〜10:40
   東寺
 京都駅に着いて南側の八条口の方のロッカーにカメラバック以外の荷物を入れておく。300円は高い気がするが、重い荷物を持って歩くのは辛いので、少々の出費は我慢する。

 南側に出て300mほど南下し、東寺通りを右折。近鉄京都線の高架をくぐって300m先の突き当たりに東寺の東門がある。約15分の道のりだが、近鉄に乗って東寺駅を下りて歩けば5分ほどで着く。ちょっと歩く距離が長いので、あっさりタクシーで行く方が気が楽かもしれない。

 東寺と言えば新幹線に乗っていると京都駅の手前で右手に見える五重塔があるが、それが東寺の五重塔である(冒頭の写真)。広い境内に入り、宝物館とのセット券1300円を購入して中に入る。

不二桜 不二桜と東寺五重塔 
 いきなりカメラを持った女性に「みなさんの写真を撮りましょうか」と声を掛けられ、それではと撮って貰った後「こちらのカメラでも撮らせていただきますね」とパシャリ。すぐにプリントが出来上がっていて、上手いこと1000円の写真を買わされてしまった(笑)

 さすが観光地だけあって手慣れたものである^^

 中に入るとすぐ「不二桜」と名前のある大きなシダレザクラがある(左の写真)。もちろん花は終わっているが、樹形もきれいでなかなかのもの。

 今回は私の旅行では付き物の巨樹巨木の下調べをあまりしていなかったのに、いきなり大きな木に出会ってしまった。これは運命かもしれない(笑)
東寺五重塔 
 不二桜は花がなかったが、境内にある八重桜はまだまだ見頃できれいだった。東寺の五重塔は大きく存在感があるが、朝早いせいかシルエットにしか写らないのが残念(左の写真)。

 ↓瘤になった藤
藤の木と五重塔
ぼたん 
 五重塔に徐々に近づいていくと、牡丹が咲いている場所があった。ちょうど見頃のようで華やか。

 修学旅行か社会科見学か、中学生くらいの生徒がグループになって境内を歩いていて、記念撮影の邪魔にならないよう気を遣いながら歩く。
五重塔 東寺五重塔 
 今日から五重塔の内部を公開するそうで、中に入らせていただいた。むろん内部の撮影は禁止されているので紹介できないが(こういうのにはあまり詳しくないのだが)、なかなかのものだった。

 東寺の五重塔は高さ55m、日本で最も高い木造の五重塔だそうだ。
五重塔側から金堂を見る
甲羅干し 
 五重塔からちょっと目逸らしてふと見ると、瓢箪池では亀さんたちが甲羅干し中(^−^)

 ツツジと八重桜の花が池に映りこんでいる。
楠 
 金堂や講堂、食堂などを拝観し境内をウロチョロ。

 重要文化財だらけだが、基本的な知識がないので「へぇ〜」などと言いながら見学^^興味がある人が見れば面白いのだろうが...でも、神聖な雰囲気は感じる。

 ケヤキやクスノキの大木も多くあり、自分的にはこれらの木を見る方が好きかな(笑)
金堂  
 屋根の形がユニークな金堂。

 ケヤキの新緑が色を添えている。
南大門 南大門 
 宝物館を見学後、南大門から出て外から撮影(左の写真)。

 立派な門で、奥に見えるケヤキの新緑が美しい。

 塀に沿って東門に戻る。


 時間が多少余ったので駅方面に少し戻って、途中にあった神社に大きな木でもないかと寄ってみるが収穫なし...(^^;

 再び東寺に戻って東門の前に並んでいるタクシーに乗り、今回の最大イベント?の料亭へ向かう。
11:05〜12:40  筍亭 筍亭 
 その料亭は筍亭と言って、筍料理では知られたお店のよう。

 国道9号線から少し中に入ると、緑に囲まれた公園の様なところにあり、いかにも高そうな店である。実際に高いのだが(笑)

 左の写真の右手に大きなシダレザクラがあるが、花は終わっていた。
筍亭の客室からお庭を 
 奥の部屋に通され、大きな窓から竹林や庭が見えるいい部屋に通された(左の写真)。

 国道からそう距離は離れていないが、静かな場所で、周囲の木々が騒音を吸収しているようだ。

 テーブルも大きくてゆったりしている。大きな部屋を独占できるので、まるで金持ちにでもなったような錯覚に囚われる(笑)

 今回は西芳寺拝観の関係で、早い時間から食事をいただけるよう配慮していただいた。
筍料理 
 湯豆腐のコース(左の写真)をいただくが、どの料理も薄味なのにしっかり旨味が出ていて出汁のおいしさで筍が活かされている。

 竹筒で作った器に豆腐を入れて温める湯豆腐も美味(左側の上から2番目が竹の器、左側一番下が湯豆腐)。熱せられた竹筒からは竹のエキスが出てきて、それを器に取り、日本酒に合わせると風味が変わってユニークな味になる。悪く言えば炭の味かな^^

 どの料理も美味しかったが、お吸い物が美味しかった。やはり基本は出汁である。

 1万円ほどの料理なので、次に来ることは無いかもしれないが、納得の内容だった。

 なお、筍の刺身が付くとお値段が跳ね上がるので、今回は遠慮した(笑)
筍亭の竹林 
 食後、周囲の庭を散策できるよう小さな遊歩道があるので散策する。

 さすがに竹林はよく整備されていて気持ちがよい。この店で出される筍はすべて自分の竹林で賄っているそうだ。

筍亭を上から見下ろす
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