TONARIの 色撮り撮りの「紀行」

投入堂登山と倉吉の町並み散策(前編) 2010/11/13〜14
鳥取県倉吉市・三朝町/岡山県

投入堂 
 以前、三朝温泉を訪れた時に下から見上げた国宝「三徳山投入堂」。

 近くまで登れるとは聞いていたが、その時は下調べもしておらず装備もなかったので、下から望遠鏡で見るだけだった。

 今回、紅葉が見頃の時期を見計らって投入堂(の近く)まで、(単独では入山できないので、同行者1名と共に)登ってみることにした。

 そして私の旅には巨樹巨木めぐりが恒例となっているので、行けそうないくつかの巨樹巨木を調べ、また、訪れたことがなかった倉吉の町並み散策などを含めた計画とした。

←国宝投入堂
 
<1日目>11月13日−菩提寺のイチョウ・佐波良の大杉・関金のシイ
 


高屋IC

岡山JCT

北房JCT

津山IC

那岐山麓
山の駅
うちの畑のとれとれ弁当
 まずは、黄葉の姿を見たかった岡山県奈義町の那岐山中腹にある、菩提寺のイチョウを目指す。

 呉からだと、1000円高速を活かして、高屋ICから山陽自動車道に乗り、岡山JCTで岡山自動車道、北房JCTで中国自動車道に乗り津山ICで降りる。呉からだと三次ICまで上がって行かないといけないので、こちらの方が速いのだ。
 しかし、工事規制があって、総社IC〜賀陽IC間が渋滞し、それを抜けるのに40〜50分使ってしまい、当初の予定が狂い始めた。

 津山ICを降りた頃には昼が迫っており、早めに食べておこうと、那岐山の麓にある山の駅で食事(左の写真)。地元の食材を使ったお弁当で、なかなか美味しかった。

菩提寺

12:35-13:00
菩提寺の山梨 
 食後、菩提寺まで上がる。
 途中の那岐山登山口に車がたくさん停まっているのを見ながら菩提寺に到着。

 ←駐車場のそばにある天然記念物のヤマナシは殆ど落葉しているが、ヤマナシの実がついていた。キウイか洋なしを小さくしたような感じ。

 ↓近くで三毛猫が眠っていた。ちょっと具合が悪そうだが?三毛猫
菩提寺の
イチョウ

幹回り
13.5m

樹高42m

国指定
天然記念物
菩提寺のイチョウ 
 事前に調べてみると、今年は黄葉が遅いようなので、ここに寄らずに直接鳥取に行こうかと思ったが、こちら方面まで来たからには会っておきたい。

 全体的に黄色がかってはいるが、やはりまだ黄葉には早かった。

 天候次第だが、来週でも全部が黄色いとまではいかないかも?

 有名なイチョウだけあって、山の中にあっても見物人が断続的に訪れていた。

 後日ネットで調べたところ、11月下旬に見頃を迎えたそうだ。またいつか黄葉の盛期に訪れてみたい。
美作IC

落合JCT

湯原IC

 次の目的地は、湯原にある佐波良の大杉。

 来た道を引き返し、豊沢の信号で左折し、美作ICに向かう。津山ICに向かった方が早いのだが、街中は渋滞することもあるので、他の道を知っておくのも良いだろうと選んでみた。美作ICに乗って、落合JCTで米子道に入り、湯原ICで降りる。

 降りたところで右折し、国道313号線を北上。高速をくぐって少し行くと、奥津へ向かう県道の案内が出るのでそこを右折。道なりに走ってゆくと、佐波良の大杉の案内が出ているので、それに従って進むと前方に見えてくる。観光バスが入れるくらいの広い駐車場有り(道は狭いのでお勧めしないが)。
 
佐波良の大杉

14:20-14:35

幹回り9.1m

樹高43m

推定樹齢
900年

真庭市指定
天然記念物
佐波良の大杉佐波良の大杉 
 駐車場からすぐ正面に大杉があり、NHKの大河ドラマ『武蔵』のロケ地だということで、顔出しが置かれている。

 幹周り10mに迫る大きな天然杉で、幾本にも分岐していてとても迫力がある。根元の下には小さな川が流れていた。

 これはカッコイイ巨樹である。ドラマに使いたいのは分かる気がする。

 (私は視ていないが)大河ドラマでは、武蔵が沢庵和尚に捕まってこの大杉に吊されたそうである。だが、天然記念物を傷つけるようなことは出来ないので、クレーンで吊り上げて、木に吊されたように見せたのだとか。

 他にもトチノキ、モミの巨木があり、他の木も今後の成長が楽しみである。ただ、大杉のインパクトがありすぎて、あまり印象に残らないかも知れないが。
道の駅
犬挟

 元来た道を戻って国道313号線に合流して北上。

 当初は倉吉の町並みを見てから関金温泉に入浴という予定だったのだが、時間が押しているので予定変更し、倉吉は明日にして先に関金温泉に向かう。そうなると多少余裕が出来るので、関金温泉の近くにある関金のシイを見に行くことにした。

 国道313号線を走り、まもなく分岐があるが、三朝温泉方面に向かう国道482号線には行かず、そのまま国道313号線を走る。蒜山のそばを通り、途中にある道の駅犬挟(いぬばさり)でこの付近の情報収集の為パンフ収集する。
 
梨ソフトクリーム 
 関金温泉に向かう手前で、お菓子工場(スウィートランドTAKARA)があり、お土産も売っているようだったので試しに覗いてみる。

 試食がたくさんあったのでおやつにして(笑)、梨ソフトクリーム(250円)があったので食べてみる。
 梨らしくさっぱりとして美味しかった(左の写真)。

 観光バスもやって来ていて、団体さんが嵐のように(笑)お土産を買い漁っていた(@_@)

 おやつを食べるだけ食べて帰っても悪いので^^、他にお土産を購入して関金のシイへ向かう。
関金のシイ

15:45-15:55

幹回り7.5m

樹高18m

推定樹齢
400年

鳥取県指定
天然記念物
倉吉市保存樹
関金のシイ 
 関金温泉の湯命館の案内を見送り、次の信号で左折して川を渡り、次の川を渡った先で右折してまもなく、左前方に、道路に覆い被さるように枝を広げた大きなシイの木が見える。

 これが関金のシイである。

 急斜面にあって、根元は土砂崩れ防止の網があるのでよく分からないが、この枝の張り出しが素晴らしい。

 天気が良くないのであまり良い写真にならないが、これもカッコイイ巨樹である。山陰はスダジイの名木が多いのだ。
関金温泉
湯命館

倉吉駅前
 
 元来た道を引き返して、先程の湯命館のところに曲がり、ここで入浴。600円。ゆっくりと長旅の疲れを癒す。

 入浴後は宿泊地の倉吉駅方面へ。倉吉の町並み保存地区の近くを通り過ぎるが、倉吉は市役所のあるところとJRの駅が離れている面白い街。。。広島市もそうか(笑)

 途中で河原町のイチョウという天然記念物があったのだが、既に暗くなっているので撮影は断念。またの機会とする。

夕食
 市街地を通って駅前に行き、宿泊場所のホテルセントパレス倉吉にチェックイン。

 荷物を置いて、近くのお寿司屋さん「くらま」で夕食。

 ←3,150円のおすすめ会席。

 内容は、お刺身、前菜、揚げ物、サラダ、上にぎり、あら汁。

 この内容で3,150円ならリーズナブルである。

 前菜に栃餅があって郷土色もあるし、にぎりも美味しい。こういうにぎりを食べると、ネタを乗せただけの回転寿司が食べられなくなる(^^A

 お酒は大吟醸をチョイス。これも美味しかった(^−^)
 
<2日目(午前)>投入堂登山へ
 

Copyright(C)2001-2011 All Right-reseaved tonari