TONARIの 色撮り撮りの「紀行」 | ||||
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投入堂登山と倉吉の町並み散策(後編その1) | 2010/11/13〜14 | |||
鳥取県倉吉市・三朝町/岡山県 | ||||
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<2日目>11月14日(午前)−投入堂登山 | ||||
翌日はホテルで朝食バイキングを食べてから8時頃出発。 30分ほどで三徳山に到着。10台くらいしか置けない小さな第1駐車場がガラガラだったので、ここに駐車。第3駐車場まであるが、そんなに歩かないので、どこに停めても大同小異である。 はるか下に流れる渓流もなかなかキレイで、スダジイだろうか、大きな樹がいくつか見られる。 正面の階段のところから歩き始める。 巨木ではないが、背の高いイチョウが綺麗に黄葉しているのを横に見ながら階段を上がり、受付で拝観料400円を払い、靴底のチェック。この400円は本堂までの拝観料で、宝物殿などを見学できる。 |
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ホテル出発 8:00頃 | 三徳山三仏寺 駐車場 8:30頃 |
境内に入ると、雰囲気のある参道で黄葉もいいのだが、工事中のため階段に工事用のスロープがついているのが残念。本堂が改修工事中で全体像が拝見できなかった。 ←左手奥に本堂があるが囲いがしてある。 本堂のそばを通って入山受付へ。山に入ったらトイレに行けないのでトイレを済ませる。入山料は200円。 |
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受付で再度靴底のチェック。私は登山靴を履いているので大丈夫だが、スパイクがついたものはダメ。スニーカーもダメで、わらじを買って履かなくてはいけない。 まあ、わらじの方が足の感覚を柔軟に使えるし、登山靴より滑りにくいし、修行で山に入っているという感じがするので^^、わらじがいいかもしれない。 名前と住所、出発時間を書き、入山の注意事項を受け、六根清浄と書かれた襷(輪袈裟というのだとか)を渡される。帰ってきたら襷を返し、帰着時間を記入して、遭難していないかチェックするようだ。 観光気分で入らないよう注意書きがあり、滑落事故の記事も貼ってあり、警告している。 少し入っておばちゃんが、「無理〜。」と言いながら帰ってきた。怖くなったら身体が動かなくて余計危険になるので、危ないと思ったら引き返すのは基本である。 |
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本堂 | 宿入橋 8:54 |
←すぐに大きな杉があり、これは幹周り5mクラスだな〜と考えてしまう私(笑) ↓スギが門のようになったところがあり、ここで最後の注意書きがある。 その先の宿入橋を渡ったら、修行の開始である。 |
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少し登るといきなりの急坂。木の根っこを掴みながらよじ登ってゆく、かずら坂が続く。 しっかりとした根っこで、ぐらついているものもなく安心感がある。たくさんの人が登るので磨かれて黒光りしていた。 急ではあるが、登りは難しくないので(勿論油断大敵)安全に登れる。 寒いかと思って防寒着を用意していたが、暑くなったので、Tシャツとカメラマンベストだけにして登る。 |
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他の修行者はあまり見る余裕はなかったかもしれないが、カメラマンとしては、気になるカッコイイ樹を探しながら登る。 洞がある樹だったり、しっかり根の張った樹だったり、大きな樹が思ったより多い。ブナの大木もいくつか見ることが出来た。 なお、大きな一眼レフを首からぶら下げて登っているのは私ぐらいだった(^^; |
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文殊堂 9:23 |
←ぐんぐんと高度を上げて難関の一つ文殊堂の下へ。 ここは鎖場になっていて、大きな岩を一人ずつ登っていくようになっている。 迂回路はあるのだが、下り側からは通行止めになっている(つまり下り専門)。 難しそうに見えるが、しっかり足下を確認しながら登れば大丈夫である。 |
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↑ここを登ると文殊堂(重要文化財)の廊下を回れるようになっている(土足厳禁)。 ここからの展望はとても素晴らしく、紅葉した山々を眼下にさわやかな気分にさせてくれる(上の写真)。 ただ、今日は曇り空+黄砂の影響で景色がぼやけているのが残念。快晴の時に見たら、大変素晴らしかっただろう。 |
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←ナナカマドの紅葉もキレイである。 ↓雨水を貯めないためか(?)、緩やかに下側に傾斜しているのでちょっと怖いが、歩くのは問題ない。でも、すれ違いする時は注意。 |
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地蔵堂 9:36 | 鐘楼堂 9:38 |
靴を履いてまた歩き始める。 少し登るともうひとつお堂があって(重要文化財:地蔵堂)こちらも廊下に上れるが、混まないうちに投入堂に行きたかったのでスルーして進み、鐘突堂に着く(下の写真)。 しかし、鐘を突く順番待ちをしていて時間が取られそうだったので、ここもスルーして進む。 |
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鐘楼を過ぎると牛の背、馬の背。 木々が周りにあるのであまり怖くないが、離合が難しいところがあるので、あまり道から外れないように注意。 ←まもなく断崖絶壁のそばを通る道となり、岩がえぐれて?半分洞窟になっているところの建つ観音堂に着く。 |
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観音堂 9:42 |
←観音堂。 洞窟の中に建てられていて、この建物も面白い。 観音堂の裏を通って次の角を曲がると最終目的地の投入堂が目に入る。 |
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投入堂 9:44 登り時間 50分 9:50出発 |
投入堂のそばまではいけないので、少し遠くから見るしかないのだが、断崖絶壁のくぼんだところに、まさに投げ入れたように建っている。どのように建てたのか分かっていないそうだ。 もうちょっとこの絶景を楽しみたいところだが、ここはあまり広くないし、後ろから人がたくさん登ってくるので、さっさと記念撮影を済ませて、引き返す他の人の流れについて下山する。 |
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地蔵堂 9:57 |
地蔵堂まで下って来ると人がいなかったので、折角だからとここも上がらせていただいた。 文殊堂からの景色も良かったが、ここからの景色も良い。 あ〜天気が良かったらな〜(−0−) |
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下りの難所はまず文殊堂の鎖場だが、これは鎖場の手前で迂回路があるのでそれを下ればよい。 私が行った時は鎖を使っている人が居なかったので鎖で降りてみた。下る方が難しいので、よい子は真似しないように。おそらく下る時は使ってはいけなかったのかも。。。 |
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←写真で見ると分からないが、下の人との高低差はかなりある。 いくつか下るのが難しいところがあるのだが、他の人を参考に慎重に降りよう。私的には一番最後の崖が難しかった。 怪我をすることなく無事帰ることが出来た。 受付で輪袈裟を返して帰着時間を記入。往復で1時間40分。 大勢の人が登っていたが、観光気分で来たのならかなりキツイ修行になっただろう。私は大きい一眼レフを首からぶら下げ、交換レンズを2本ベストに入れて登ったのだが、これは登る時に邪魔になるので他の人はしない方が良い。 私はこれで山登りをするので、カメラがあることに感覚的に慣れているから平気なのだが、普通は邪魔になって危険である。リュックサックに入れて、ビューポイントだけ取り出せばよい。もっともそんな人は見かけなかったが(^^; |
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宿入橋 10:36 下り時間 46分 |
それと、岩を持たないといけない時に痛いので、滑り止めがある手袋もあったほうがいい。木の根は痛くないが、普通の軍手だと滑ってしっかり掴めないので。 私は素手だったが、これも山登りの時に素手で岩を掴むのに慣れていて平気なので。。。(^^; 年配者から子供まで、登る人の年齢層は広かった。みなさん、お疲れさまでした! ←狛犬と正面階段のところにあったイチョウ お茶が自由に頂けるようになっていたので飲ませて頂いた。暖かいお茶が美味しかった。 |
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下山後はお土産屋さんできなこ栃餅(300円)を食べて小腹を満たす。 疲れた時は甘いものが美味しい(^−^) トチの実独特のクセが良い。 |
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そこから歩いて投入堂の拝観所まで歩いて行き、双眼鏡でさっきまで近くにいた投入堂を見る(左の写真)。 ここからの標高差は300mくらいだろうか?、よくあんなところに建てたものである。 昔の人が建てた建築物には素晴らしいものがあり、下手に機械が発達している現代と違って、何か根本的に建築の考え方が違うのかも知れない。 |
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三朝温泉 株湯 | 三朝神社 | 倉吉 |
予想外に汗をかいたので、三朝温泉で一汗流すことにする。 三朝温泉の旅館の日帰り入浴は1000円〜1500円と高額なので、いくつかある公衆浴場に行くことにする。 三徳山三仏寺に置いてあった温泉マップを見て、駐車場がそばにある「たまゆらの湯」へ向かうが、駐車場がいっぱいで入れなかったので、旅館岩崎の近くの観光駐車場に駐車。 そこから10分位?歩いて株湯の方に向かう。着いてみればそばに駐車場があって「な〜んだ」という気分^^。地図が古かったかな。 でもここは入浴料が300円と安い。狭くてシャンプーなどはないが、汗を流したいだけなので十分である。 源泉かけ流しだそうで、湯温が40〜43℃と高い。温泉から出たらぽっかぽか(^−^) そばに飲泉場があるのだが、ポリタンクをいくつも並べてお湯を汲んでいる人達がいるので入り込み難く、飲泉場がある三朝神社に向かって歩く。三朝神社の手水舎が飲泉場になっていて、ぬるいお湯が出ている。まろやかな感じのお湯で、いろいろと含有している雰囲気(^0^)1回にコップ1杯分までだそうで、飲み過ぎはいけないらしい。 なお、この神社には大きなムクノキがあった。 ムクノキの巨樹は空洞化するものなのでこの木も空洞化していたが、なかなかカッコイイ。カメラを持ってくれば良かった(−_−;。 時間が遅くなるので写真を撮らずに帰ったが、三朝温泉ならまた来る機会もあるだろう。 |
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2日目(午後)-倉吉の町並み散策へ | ||||
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