<1日目> 呉港 | 松山観光港 | 大成のカツラ | 四国カルスト (姫鶴平) | 檮原町 雲の上の ホテル 宿泊 |
TONARIの 色撮り撮りの「紀行」 | |||
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四国カルストと秘境の巨樹+内子の町並み | 2011年7月30日〜8月1日 | |||
愛媛県・高知県 | ||||
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夏にどこか旅行に行こうかと行き先を探していたところ、巨樹巨木関係の方で調べていると、石鎚山麓の面河渓の近くにある大成地区に日本一のカツラの木があるという情報を発見した。 カツラはひこばえの株立ちのため計測が難しいので、本当に日本一かどうかは分からないが、幹周り30m近くというのは間違いなく日本一クラス。これは行ってみないとと思っていると、以前から行きたいと思っていた四国カルストが案外近い位置にあるのに気づき、四国カルストでヒメユリと森の巨人たち百選「猪伏の大トチ」も見に行くことにした。 本当なら四国カルストにある天狗荘に泊まりたかったのだが、生憎予約が取れなかったので、高知県側の麓にある檮原町に泊まることにした。 旅程としては、一日目は、呉港→松山観光港→大成のカツラ→四国カルスト(姫鶴平・五段城)→檮原町宿泊。二日目は、四国カルスト(大野原)→四国カルスト(猪伏の大トチ)→三嶋神社のイチョウ→広瀬神社のケヤキとイチイガシ→内子町宿泊。三日目は、内子座・内子の町並み散策→砥部→松山観光港→呉港である。 昨年鳥取へ投入堂登山に一緒に行った方と行くことになり、呉港で合流した。 ←四国カルスト天狗高原のヒメユリ |
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<1日目> | ||||
呉港 7:30 | 松山観光港 9:25 | 久万高原町 |
呉港から7時30分のフェリーに乗って松山観光港へ、およそ2時間の船旅。(参考)瀬戸内海汽船 見慣れた呉の町を海上から見るというのも良いもの。 最近橋桁が乗っかかった音戸第二大橋はまだ見ていないので、これ幸いにとデッキに出て撮影(左の写真)。船から見上げる二つのアーチがキレイだ。 撮影を終えたらターミナルで買ったサンドイッチを食べてから仮眠する。 夏休みと言うことで子供の団体さんが居てちょっと心配だったが、眠っているとそんなのは全然関係なかった(笑) |
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プティ・クリフ | 2時間ほどで松山観光港に到着し、松山市内を通り、松山ICのそばを通り、国道33号線で砥部の町を通り抜けて三坂峠を越えて、およそ1時間と少しで久万高原町へ。 当初はこの辺で昼食と思っていたが、あまりお腹が空いていないので、ケーキ屋さん「プティ・クリフ」(左の写真)で10時のおやつにする。 広島人には馴染みはないが、このお店、愛媛では有名なのだそうで、どのケーキもオシャレな感じで美味しそうだった。 俳優の藤岡弘、さんが久万高原町出身ということで、藤岡弘、プロデュースの藤岡、珈琲ゼリーや藤岡、珈琲もある。 |
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私は藤岡、珈琲とイチゴのミルクレープ、相方は普通のブレンドコーヒーとチーズケーキ(左の写真)。 チーズケーキは2〜3種類あったうちの一つで名前は覚えていないが、しっかりとした濃いチーズケーキで美味しい。ミルクレープは軽い生クリームとの取り合わせが絶妙(^−^) 藤岡、珈琲は深煎りで香ばしく、コクがある。 そうそう来られるところではないが、石鎚山への道中にあるから、石鎚山に登った帰りに寄って別のケーキを食べてみたい。 |
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11:20発 | ここからは古岩屋を経由して大成地区へ向かう。 県道12号線を進み、古岩屋を過ぎ、T字路にぶつかったら左折し、今度は国道494号線に左折する。基本的に面河渓、石鎚山へ向かえば良い。久万高原町支所(旧面河町役場かな)を過ぎてまもなく、橋を渡る手前右の道に入る。大成は「おおなる」と読み、集落の入り口には「四国最後の秘境」と大きな看板が出ている。 ずっと狭い道で離合に苦労するような道だが、殆ど車は通らない。ちょうど木材を積んだ大きなトラックがやって来たが、運の良いことに退避スペースがあったので無事かわせた。こんな道を大きなトラックが走るんだ〜と思ったが、林業の町なら当たり前か。普通の観光客は来る場所でないし。交通量はなくて所々離合できる場所もあるので、そんなに心配することもない。 入り口から10分ほど山の中の道をジグザグすると、カーブの所に「初瀬のカツラ」の案内がある。駐車場はないが、路肩に2〜3台くらいは停められる。通行の妨げにならないように考えて停めよう。ここから50mほど下ると谷の斜面に巨大なカツラが聳えている。 |
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大成のカツラ (初瀬のカツラ) 12:10 | 12:30 |
「初瀬のカツラ」という名称になっているが、ちょっと命名の仕方が納得出来ないので(^^;個人的には地区名から取った大成のカツラという名称で呼ぶことにする。 カツラの巨樹らしく元々の主幹は朽ちているが、周りのひこばえが林立し、巨大な株になっている。う〜ん、これはでかい。 【大成のカツラ】 幹回り28.4m 樹高27.5m 愛媛県指定天然記念物 |
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周りにはギンバイソウが群生し、キツリフネ、ヤブカンゾウ、モミジガサなどの花が咲いている。 少し観光地風にしてしまっているのがちょっと残念で、人の気が邪魔して神聖な雰囲気を損なっている感じもする。 ともあれ、巨樹好きには必見のカツラ! 車に戻って、来た道を戻る。 ここから上の方に向かうと大成神宮、風穴などがあるそうだが、今日は時間の余裕がないのでスルー。大成神宮のHPを見ると、どうも私の感性に合わない感じがしたが、実際行ったら違うかも知れない?。ヒメボタルも見られるそうだが、さすがにここに夜に来るのは私には難しい。 |
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12:40頃 | 来た道を戻って大成地区への入り口に戻ると、正面に木造三階建ての建物に気付いたので寄ってみる。川のそばギリギリに立つ大西旅館という建物で、鄙びた風情がある(左の写真)。 こんなところ、というと失礼だが、旅館をやるだけのお客さんが居るのか? 川の流れはキレイなので、ひっそりと佇むのにはいいかも知れないが。。。しかし、さすがに面河渓は、水と岩と川床のコントラストがキレイである。 また、大成地区入り口右手上の民家に切断された巨木を発見。私有地に入るのは憚れたので確認しなかったが、スギかな? |
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御三戸嶽 13:05 | 13:10 道の駅みかわ (昼食) 13:15 | 13:35 |
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国道494号線、県道212号線を経由して南下し、国道33号線に合流。一応景勝地なので^^御三戸嶽を撮影し(上の左側の写真)、昼ご飯を食べに道の駅みかわへ。ほとんど調べていなかったのだが、美川はそうめんが有名のようで、レストランでそうめんがあったので頂く(上の写真右側)。暑い日はこういう麺類が食べやすい。 ここから四国カルストへ向かう。国道33号線を進み、途中で国道440号線に入る。車窓から見る渓谷の流れもキレイ。時間があったら寄りたかった八釜の甌穴群を通り過ぎ(谷底まで下って、帰りは登り返すようになっていて、最低1時間は見ておいた方がよい。)、だんだんと道が狭くなる。だが、思っていたより離合するポイントもあるし、山道としては走りやすい方である。ライダーさん達も結構居て、あちらの方が早いので、適当なところで避けて、抜かして貰いながら進む。途中トンネルで地吉峠の下を通る道と分かれるので間違わないように。案内がちょっと悪いようで、一瞬私も迷ったし、割と見落としやすいと思う。 クネクネ道を通ってようやく地吉峠に到着。ここは展望もなくて車から降りる必要もないのでそのまま天狗荘方面に左折。ヘアピンカーブを2回過ぎてまもなく姫鶴平に到着する。 |
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姫鶴平 14:20 |
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カルスト台地が広がり、風車が回り、和牛、ジャージー牛などが草をもりもり食べている(上の写真)。 あいにく曇り空で爽快感が薄れるが、日本ではないような広々とした牧歌的風景が広がっている。標高は1000mを軽く越えているので気温は低く、風もあるので、真夏なのにひんやりとしている。夏休み期間にしては観光客はちょっと少な目の印象だが、夕方が迫っている時間帯なのでこんなものなのだろ。 |
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姫鶴平で少しのんびりしてから天狗荘方面へ。広くはないが離合可能な道も多く、のんびりとカルストドライブ。途中で景色のよい所で車を停めて撮影したりする(左と下の写真) ハンカイソウが最盛期のようで、あちこちで群生を見る。広島だと湿原で群生を見るが、規模が全然違う。 |
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1418m付近 14:50 |
五段城高原を過ぎて右手に人が歩いているのが見えたので、近くの駐車場らしきところに車を停めて歩いてみる。 早速、バズーカ砲(^0^)をカメラに装着したカメラマンのグループがおり、そのレンズの先にはヒメユリが咲いていた。バズーカ砲の間をくぐって大根?クラスのレンズを構える勇気がなかったので、別の花を探すことにする。 ここでもハンカイソウのお花畑になっていて、白い石灰岩との取り合わせもキレイである(上の写真)。 |
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散策路の端に展望の良い岩があって、そこで天狗高原をバックに記念撮影(左の写真)。 右下に見える道が、高知県側に降りる道で、急激に斜面の傾斜が増している。 青空が出ていればもっと爽快な景色だったと思うが、ここからの展望は、カルスト台地の牧歌的な景色と、険しい山並みとのコントラストがよく、個人的にお気に入りの場所である。 |
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←トンボソウ さて、目当てにしていたヒメユリであるが、散策路からは遠くにいくつか見えるが、最盛期は過ぎているそうで、あまり見られない。 小一時間散策して帰ろうとしたところ、すぐ近くにヒメユリがあり、近くで撮影できた。 |
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他の所でも近くで撮影できるところがあり撮影。半ばあきらめていたが、ヒメユリを近くで見ることが出来て良かった。 マクロレンズを持ってくるのを忘れていたので、一旦車まで戻ってマクロレンズを持って再びヒメユリを撮影。その割に出来が良くないので、ここでは割愛。。。(^^A 夕方近くの暗い光で、光線状態はあまり良くなかったのだが。。。 |
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緑の草原のカルスト台地の中に咲くヒメユリは、朱色が鮮やかで良く目立つ。 ササユリと違って上を向いて咲くので、花の雰囲気が違う。 この花を目当てにやって来る人が居る(←私^^)のは納得である。 バズーカ砲の方々は上手に撮れただろうか? |
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←ヒメユリの近くにカキランも咲いていた。 今年はもう見られないと思っていたので、思いがけず出会えて良かった。 ↓キクバヤマボクチ。まだ若い状態なので、初々しい感じがする。 |
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天狗荘 15:50 | 16:00 |
車に戻って天狗荘へ行き、トイレを済ませパンフを物色し、お土産物をチェックして帰る。 天狗荘に泊まれたのなら、キレンゲショウマが咲いているところまでトレッキングに行きたかったのだが、また別の機会にしよう。 今日天狗荘に泊まった方の中にはキレンゲショウマのところまで行く方も多いのでは?登山でも面白そうなコースがある。 |
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雲の上の ホテル 16:40 |
帰りは大規模林道と思われる山間をぐねぐねと走る幅広の道を延々と下る。片側1車線あるので、対向車を意識しないで済む分には楽なのだが、結構長い。40分ほどで今日の宿泊地、檮原町の雲の上のホテルに到着。(左の写真) 道の駅に併設されていて、道の駅と言うよりは全体が公園になっている。 ユニークな外観のホテルでカッコイイ。 ただ、ロビーが狭いというかほとんど無いので、すぐレストランになっているせいか、ちょっと窮屈な感じがする。 |
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夕飯は、左の写真の左上から下に降りて、右上から下に降りる順番で出た。もちろん季節によって変わる。 (刺身を撮り忘れていた^^) 前菜、 お造り、 焼き物(アマゴ)、 煮物代わり(素麺)、 酢物(鰹のたたき)、 揚げ物(鱧の梅肉包み揚げ)、 梼原産牛肉ステーキ、 ご飯と吸い物 デザート 美味しかった(^ー^) |
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↑食事処。暗くて見えないが、左は池になっている。 温泉館への廊下。雰囲気が良い↑ |
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↑ギャラリー。天井の太い角材の組み合わせが面白い。 温泉館への廊下↑。木の香りが心地よい。奥のエレベーターで降りる。 |
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隣接の温泉館へのアプローチが木で作ってあってなかなか面白い。 夜はライトアップされていて良い雰囲気となる。左と下の写真は、温泉館近くから、廊下を見上げた所。 少し宿泊費が高めだが(私は1.5万円くらい)、料理の質もいいし、建物の雰囲気もいいのでこれくらいが妥当なところかな? 温泉はぬるっと感がある温泉らしいお湯で肌がすべすべになる。日帰り入浴は500円なので、近くに来たら入ってみると良い。 |
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