【行程】 西長門 リゾート | 角島灯台 | 恩徳寺の 結びイブキ | 川棚温泉 | 川棚の クスの森 | 龍蔵寺 | 常栄寺 | 瑠璃光寺 |
TONARIの 色撮り撮りの「紀行」 | |||
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山口の巨樹とお寺と | 2007年1月28日 | |||
山口県 | ||||
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1月27日分の『福岡三社参りと門司港の旅』の翌日、帰広しながら山口県を旅したので紹介する。 | ||||
昨日は真っ暗でよく分からなかったが、朝ホテルの庭に出て、海と角島大橋を撮影(左の写真)。 天気がどんよりしているので暗い感じだが、晴れていれば海の蒼さがとてもきれいに見える。 ホテル西長門リゾートをチェックアウトし、最初に向かうは、もちろん角島。 いつ橋が架かった忘れたが、角島大橋という長い橋(無料!)が架かっていて、島へ渡ることが出来る。 |
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朝なので車が少なく、(鮮やかさは無いが)景色を楽しみながらゆっくりと角島大橋を渡り、一番奥の角島灯台に向けて進む。 角島灯台の周りは公園として整備されており、私の大嫌いな(笑)有料駐車場がある(300円)。まだ駐車場はスカスカ(^^; 白い灯台の周りには水仙の花がたくさん咲いていてきれいである(下の写真)。 |
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この時はまだ咲いていない水仙も多かったが、2月初旬くらいが見頃だろうか。 灯台の周りにこれだけ咲いているとは思わなかったので、写真を撮る楽しみが増えた。その割りに出来がイマイチ(笑) 朝早いので暗い感じだが、天気に恵まれれば、白亜の灯台と青空と一緒に水仙の花が輝くだろう。 |
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以前に1度来ているので、周辺の散策は適当に終え、角島灯台へ上がる。料金は150円。 狭くて段差のある螺旋階段をグルグル、グルグルと登っていく。 一番上の展望所、というか展望が出来る場所からは360度の大パノラマ!(左の写真) これで天気がよければ海の色が素晴らしいのだが、それは以前来た時に見たので、今回は天に見放されたか(^−^? 灯台の上はさすがに風が強かった。 |
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灯台から降りて、駐車場のそばのお店に顔を出すが、まだ朝が早いのでお客さんがほとんどいない。 朝食を食べて間もないので、イカを1匹だけ焼いてもらって、家族で分けて食べる。風が強くて体が冷えていたので、少しでも温かいものを食べるとおいしい。 観光地としては少し寂しい感じがしたが、角島から帰る途中に何台か観光バスとすれ違ったので、商売にはなっているんだろうなとちょっと安心。最近あちこち巡る中で、観光客が殆どいない観光地に行くことがあるので、生活が成り立っているのかと他人の事ながら心配してしまうのだ(^^; |
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さて、角島を出て次の目的地『恩徳寺の結びイブキ』へ向う。 角島から国道191号に戻り、少しだけ南下してして『恩徳寺の結びイブキ』の案内があるのでその細い路地に入り、少し進むと案内がある。駐車場所はないので、少し先の港のほうに停められるスペースがあり、そこの駐車。 先程の場所に戻り、階段を登ったところのお寺の境内に目的の木がある。 殊更に大きな木ではないが、幹を誰かが結んだかのようにグニャグニャになっているユニークな木である。左の写真だと分かり難いかな? 『恩徳寺の結びイブキ』 推定樹齢450年 幹周り2.9m 樹高6m 国指定天然記念物 イブキというのは庭木などに使われる結構身近な木。ヒノキの仲間だが、この仲間はユニークな形のものが時々見られ、これはその中でも特にユニーク。 |
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恩徳寺を後にして次の目的地、川棚温泉に向けてひたすら国道を南下する。 昨夜は真っ暗の中を走ったので景色は分からなかったが、こうして日の光がある時に走ると、荒波の立った海がきれいに見える。ここはいいドライブコースである。 |
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昼前に到着し、昼食は川棚温泉で名物の「瓦そば」を食べる。 瓦そばは左の写真のように、でっかい瓦に蕎麦が盛ってある温かい蕎麦。これは2人前。 食べるのはこれで2度目なので少々感動は薄いが、初めて見ると結構インパクトがある。 特別においしいという訳ではないが、名物なので食べてみると良い。おっと、もちろん不味くはないので念のため^^ |
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角島から南下して川棚に降りたのは、瓦そばを食べるのが目的ではなく(笑)、以前見たあの大きなクスノキをまた見たかったから。そう、川棚のクスの森である。 |
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『川棚のクスの森』 幹周り10.4m 樹高25m 推定樹齢1000年 国指定天然記念物 クスノキは巨樹化する樹種で、九州には幹周りが20mもある木があり、幹周り10m少しでは少々小さいが、このクスノキの特徴は何と言っても枝張りの大きさ。名前の通り、まさに森! 主幹の幹周りはそれ程でもないのに(普通よりは大きいが)、四方に伸びた大枝の力強さを感じる。 |
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以前はもう少し密な感じだったなぁ〜と昔の写真と見比べると、枝が落ちている箇所があった。それでもスゴイ木であることには変わりはなく、川棚に行くことがあれば、是非訪れて欲しい木である。 さて、森を後にして、次は山口市へ向かう。 途中にあったので、道の駅きくがわに寄ってみるが、お腹いっぱいだったのであまり買いたいという欲求が起こらず、何があるか見物するだけだった(^^; お隣にあったフルーツ屋さんでは柑橘類が多く売られていた。そう、山口は(も)みかんの美味しいところ。 おやつ用にみかんを持ってきていたので買わなかったが、キンカンがあったので購入。うちでは焼酎に漬けてキンカン酒を作るが、なかなかキンカンを(大量に)売っているお店って無いのでちょうど良かった。 道の駅を出発し、小月ICから高速に乗り、小郡ICで降りる。 当初は次に瑠璃光寺に行く予定だったが、少し時間が早いので、下調べをしていた巨樹を見に行くことになった。 小郡ICを降りて次に向かうのは龍蔵寺。 国道9号線を県庁方面に進み、国道435号線へ左折。少し走ると龍蔵寺の案内が出るので左折。細い道を山に向けて進んでゆくと到着する。 |
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左の写真がその入口。 なかなか雰囲気のあるお寺だが(これはどこのお寺にも言えることだと思うが)、余計なものがたくさん置いてあってゴチャゴチャ感がある。カメラマンとしては、もっと簡素にして欲しい気が...(^^; 階段を登ってお坊さんに拝観料200円を渡す。 まずは目的の木へ向かう。 |
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『龍蔵寺のイチョウ』 幹周り6.7m 樹高50m 推定樹齢850年 国指定天然記念物 特別に大きなものではないが、樹高が50m(実測はどうかな?)というのはかなりのもの。 幹周り6.7mは大きな方だが、昨日から大きなクスノキを見てきているので小さく感じてしまうのは仕方ない(^^; 距離が取れないので全体像を撮るのが難しいが、黄葉の時は良さそうだ。 次は鼓の滝へ。 3段に分かれて流れ落ちる落差の大きな滝だが、水量が少なくちょっと寂しいので写真は割愛。 |
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次は滝のそばを通って奥の院へ。ここには磨崖仏がある。(左の写真) 磨崖仏というのは瀬戸内に良く見られる、大きな岩に彫られた仏様。 かなり風化しているのではっきりとは分からなかったが、現地に行くと辛うじて見られる。 なお、山道を500mほど登って行く必要がある。 途中、いつまで経っても着かないので引き返そうかと思ったが、意地になって行ってしまった(笑) |
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最後に本堂へ行くと牡丹がたくさん展示されていた。 お寺の建物の中で展示してあるのは初めてだが、建物の雰囲気によく似合っている。お雛様も雰囲気があって良い。 本堂の中で撮影しても良かったのか?と後で思ったが、もし好ましくなかったのだとしたら申し訳ありませんm(_ _)m 最後に売店でさくら茶を頂きお寺を後にする。 |
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龍蔵寺を後にして、次に向かうのは瑠璃光寺。 50年に1度の特別公開があるというので、おそらくその機会は(私の人生では)最後だと思い行って見ることにした。 国道9号線に戻って県庁方面に向い、もう分かるだろうなと地図を閉じて助手席でカメラの画像確認をしていると、いつの間にかトンネルに...瑠璃光寺には何回か来ているので「え?トンネルに来たら行き過ぎ」と思ってUターンを指示。しかし、すぐにはUターンできないので少し走ったら常栄寺の案内があり、「そういえば雪舟庭園に行っていない」と思い出し、ついでなので行ってみることになった。 拝観料は300円。観光地であるので車も割りと来ている。 建物に上がって雪舟庭園というのを見るが、ただっ広い空き地に見えなくも...(笑)植物がたくさん配されている庭を見慣れているので、私には良さが分からないのだろう(^0^; |
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むしろ反対側にある石庭(左の写真)の方が趣があるように感じる。 こういうお庭は、大勢の観光客と一緒に観るものではなく、一人静かに佇むものなんだろう(^−^) |
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さて、最後の目的地、瑠璃光寺に向かう。今度は道を間違えずに(笑) 瑠璃光寺には小学校の修学旅行で来たのが初めで、その後梅や桜の頃に何度か訪れている。 左の写真が、一番の目的だった特別公開...五重塔の1階の扉を開けて、中が見えるようになっているだけ...何だか拍子抜けだが、五重塔自体に登るのはメンテナンスの為だけで、登るものではないそう。 団体さんに説明するガイドさんのそばで写真を撮りながら1周する。 |
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最後に定番の場所から五重塔を撮影(左の写真)。 いつ見ても美しい塔である。 ちょうど風が無かったので、手前の池に風景がきれいに映りこんでいた。 |
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さて、これで1月27日〜28日の旅行は最後。 夕飯に山口の地ビール(山口ICから少し行ったところにある)でも飲んで帰ろうかと思ったが、時間が早くてまだお腹が空いていないので、このまま帰広。 普通の観光会社のツアーではとても回れない旅行だが、内容が盛りだくさんで充実した旅だった。『福岡三社参りと門司港の旅』の前後編もあわせて長い旅行記を読んでいただきありがとうございました。 |
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