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【樹齢】:1000年
【樹高】:12m
【幹周】:10m
【指定】:市
 イチョウ科 <銀杏>

上有福のイチョウ 島根県江津市有福温泉町 八幡宮

上有福のイチョウ上有福のイチョウ 
 遠くから見てもそれと分かる大きなイチョウである。

 2本の合体か分岐かそれとも近くに育った”子供”と一つになったのかは分からないが、2つの主幹を持つ重量感のあるイチョウである。ひこばえもたくさん伸びている。

 根は周囲に広く張り巡らせられ、その根の間にスイセンが植えられていた。出来るだけ根を踏まないように移動していろいろな角度から撮影。

 逆光となってシルエットにしか写らないが、左の写真の角度が一番このイチョウが格好良く見える。
上有福のイチョウ上有福のイチョウ 
 角度を変えて斜光の位置から(左の写真)。

 このイチョウには伝説があって、神様が雌雄2粒の種を落として、雌株が生えた所を都にすると言われたが、この地には雄株が生えたので都にならず、雌株は京都の西本願寺に落ちたので京都が都になったのだそうだ。

 西本願寺のイチョウと言えば昨年に訪れているが、横に這うように伸びる特徴的なイチョウだった。この木と対をなすものだったとは知らなかった。
上有福のイチョウ 
 イチョウの巨樹には幾本も出会っているが、このイチョウは根っこの表情がなかなか良い。無数のひこばえや無数の枝があって樹勢も良いようだ。葉っぱのない時期は樹形が良く分かるのがいいが、今度は黄葉の頃に訪れてみたい。
 上有福のイチョウ
上有福のイチョウ 
 最後に民家の屋根越しに撮影(左の写真)。

 なお、樹高は12mとなっているが、21mの間違いでは?そんなに低いとは思えない。段の高いところにあるからそう思えるのか? 

 (2009年3月1日撮影)

 
 
<アクセス>
 
 有福温泉街から北上し、T字路にぶつかったら右折してすぐすぐを左折し、すぐ先右側の広い空き地に車を入ると正面に見えてくる。空き地は広いので車はここに置かせてもらえば良いだろう。少し北に歩いて行くと案内があるので、それに従って神社の下を通り過ぎて歩いて行くと根元に行ける。神社の階段を登っても行ける。
 

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