広島県の大樹


【樹齢】:不明
【樹高】:24m
【幹周】:6.4m
【指定】:

 イチョウ科 <銀杏>

素盞鳴神社のイチョウ 広島県福山市新市町戸手 素盞鳴神社

素盞鳴神社のイチョウ 
 県下第5位のイチョウの巨樹で、新市町は福山市と合併したので、福山市最大のイチョウとなった。

 随神門を通り広々とした気持ちの良い境内を歩くと、突き当りの神楽殿手前に4本株立ちの見事なイチョウがある(左の写真)。

 幹の先端が切断されているのが残念だが、あまり見ないタイプのイチョウの樹形で、なかなか格好が良い。広々とした境内にずっしりと存在感を示している。
素盞鳴神社のイチョウ 
 多くの落葉があり、周囲は黄色い絨毯となっている。少し色が褪せているので、もう少し早い時期が良かったかもしれない。

 根の張り出し具合も良いようだ。
素盞鳴神社のイチョウ 
 株立ちの中を覗き込み(足は踏み入れないように!)見上げてみる(左の写真)。

 このイチョウに会う前に、近くの吉備津神社で多くの人で賑わう市立大祭の中で吉備津神社の大公孫樹に会ったので、ほとんど人の居ない静かな境内での出会いがとても印象的に感じた。

 イチョウのほかにもクスノキの巨木も見られた。

 なお、この素盞鳴(スサノオ)神社は、天王社とも呼ばれ、茅の輪くぐり発祥の地として知られるそうだ。

 (2004年11月20日撮影)

(2007年11月25日撮影)
素盞鳴神社のイチョウ素盞鳴神社のイチョウ 
 3年前に訪れた時より5日遅いが、今年は紅葉が遅れているので、ちょうど見頃であった。

 しかし何か行事がある(あった?)ようで、境内に車がたくさん停まっていて、写真を写すのに...まあ、大きさの比較として入れてみた(^^;

 
素盞鳴神社のイチョウ 
 主幹と枝を切った跡があるので、かつて樹勢が衰えて治療をしたのではないかと思われる。

 以前は落葉が多かったので気付かなかったが、左の写真で言えば左手の枝に葉っぱがついておらず、樹勢が衰えているのではないかと心配される。全体としても葉の茂りが偏って隙が多い。

 ただ、腐朽した雰囲気も無く、生命力の強さを感じるので、いずれは復活するのではないかと期待する。
素盞鳴神社のイチョウ素盞鳴神社のイチョウ 
 ←葉っぱが良く繁っている側を、同角度で距離とレンズを換えて撮影。

 あまりこちらまで来ることがないのだが、黄葉の時以外の姿も見に来なくてはと思っている。

 
 <アクセス>
 
 国道486号線を新市町方面に向う。中須大踏切南の信号で吉備津神社の案内が出るので曲がる。踏切を渡って突き当たりを右折して道なりに東進する。橋を渡ってまもなく右手に見える。駐車場有り。
  

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