top頁へ 【樹齢】:700年 【樹高】:14m 【幹周】:10.2m 【指定】:国 |
ブナ科 <山毛欅> | ||||||
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称名寺のシイノキ | 宮城県亘理郡亘理町旭山 称名寺 | ||||||
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全国第3位というシイノキの巨樹。 上位2つ、すなわち志多備神社のスダジイと伯耆の大シイとを比べても全く遜色ないくらい重量感、存在感を感じる。 シイノキの巨樹は山陰地方が多い気がしているのだが、東北の宮城にこれだけのものが有るのは驚きである。 何でも、自生域を越えているので、植栽されたものと考えられるそうだが、それにしても凄い。 |
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シイノキの特徴である、うねるような根の躍動感が印象的で、今にでも動き出しそうな迫力がある。 支柱に大枝を支えられてはいるが、樹勢の衰えは感じられず、近くにある大きな本堂が小さく見えてしまうほど大きな樹冠を形成している。 なお、樹種としてはスダジイとコジイのどちらかと思われるが、両種の相違点は明確な区別があまりなく、私には区別できなかった。 とりあえず、参考にしている本がスダジイとしているのでそれに従う。 |
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全体像は左の写真の通り。周囲は墓地となっている。 ここが南の地方なら、遠くから見ればクスノキと見間違うのではないだろうか。 右手に聳えるアカマツも巨木と言えそうなほど大きい。 |
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飛行機の時間の関係で、夕方近くに訪れたので、赤い光が樹肌を赤く染めていて、より異様な姿を現している。 しかし、何と言う迫力か...上位2本を凌ぐかもしれない。 |
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墓地の先にももう1本大きなシイノキがある。 こちらは道路側から樹形のきれいな姿が良く見える。 幹周りは5m以上だと思われるが、樹勢も良いようであり、いずれは幹周り10mという巨大な木に生長しそうである。 私の人生の中ではそこまで大きくなった姿を見ることは無いが、子孫たちがその姿を見ることだろう。 |
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(2007年10月13日撮影) |
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<アクセス> 仙台空港から県道20号線を進み、国道4号線に合流して左折。しばらく走って国道6号線に左折。阿武隈川を渡って更に南下。県道14号線と10号線が交じる交差点を過ぎてまもなく、左手に樹形のきれいな木が見えるのでそこを左折。後ろに車がついていたので、急ブレーキを踏む訳にはいかず、すぐを曲がれなかったが、その先で左折して回り道して到着。称名寺の駐車場有り。 近くに行けば大きな木が見えるので、そこを目指せば大丈夫。 |
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