TONARIの 色撮り撮りの「山 行」

韓国岳 (1700M) 99/ 6/4
鹿児島県

硫黄山への道

 
 ミヤマキリシマの文字を見たときすぐにツアーへの参加を決めた。
 
 以前阿蘇の高岳に登ったとき、登山口である酔仙峡で辺り一面に広がるミヤマキリシマを見たことがあり、同花で有名な久重の大船山に行きたいと思っていた。
 
 しかし、山で渋滞が起こる有数の山であり人混みの中はやはり遠慮したい。
 
 旅行会社のチラシには同じ「ミヤマキリシマ咲く」という題で大船山と韓国岳の両方が載っていたが、韓国岳というその当時は耳慣れない山名と、開聞岳も登るという内容だったのでこちらに決定した。

 日程としては1日目開聞岳、2日目韓国岳であり、1日目の開聞岳については別掲の記事を参照されたい。
 

硫黄山 
 開聞岳に登り霧島温泉に泊まり翌朝、えびの高原までバスで移動した。
 
 ミヤマキリシマが咲いているか心配していたが、バスの車窓から急に赤いお花畑が目に飛び込んだ。つつじヶ丘である。
 
 その姿を見て韓国岳登山に期待があふれる。
 
 えびの高原の駐車場で登山準備をして山頂を目指す。駐車場から見る韓国岳は2つの山に見える。どちらに登るのかと訊く人がいたが、連れてってもらうにしろ登山地図などで確認しておくべきと思う。
 
 ちなみにえびの高原の駐車場から見て右のほうの山(火口が破れているので2つに見える)である。
 

ミヤマキリシマ 
 韓国岳は、まず硫黄山に向けて登り、硫黄山から韓国岳に登ることになる。
 
 途中期待していたミヤマキリシマの花が出迎えてくれ、まだ暗いもののシャッターを切る。ところどころに赤い花の固まりがあり、予想以上に花が多そうだ。
 
 前日開聞岳に登ったのでさすがに足にダメージが残っていたが歓迎してくれるものをだらだら歩くわけには行かない。この日は曇りで今にも雨が降りそうな天候だったが、かえって花の色が出て良いように思う。
 

 
 5合目までの急登を登ると背後にえびの高原が見下ろせる。残念ながら雲が低くたれていたので白鳥山の山頂は隠れていたが、麓の不動池が見えた。
 
 登山道脇にはミヤマキリシマの鮮やかな群落がいくつもあり、とても楽しめた。あいにく山頂に着く頃には雨が降り出し合羽に着替えた。韓国岳の火口と、高千穂峰を期待していたが両方とも駄目で、また来いと言うことだと納得して下山する。
 

 
 撮影という点では、やはりミヤマキリシマを中心にフレーミングすることになった。この時は一眼レフではなくコンパクトカメラだったので表現の幅が狭いものになったが、被写体が良ければまずまずの出来上がりとなる。
つつじヶ丘 
 
←つつじヶ丘
つつじヶ丘

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