【行程】 2日目 西本願寺 | 平等院鳳凰堂 | 宇治上神社 | 二条城 | 金閣寺 | 龍安寺 |
TONARIの 色撮り撮りの「紀行」 | |||
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晩春の京都 あちこち旅 | 2008年4月26日〜28日 | |||
京都府 | ||||
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<2日目>4月27日−西本願寺・平等院鳳凰堂・宇治上神社 | ||||
京都旅行も2日目がスタート。 朝食も食べず、朝6時に駅前のホテルを出て西本願寺に歩いて向かう。 今回巨樹巨木はあまり調べていなかったのだが、西本願寺に大きなイチョウの木があるとの情報があり、行ってみることにしたのだ。 約15分で西本願寺に到着(左の写真)。 浄土真宗の総本山だけあって大きなお寺である。朝から読経の声が聞こえてくる。 |
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境内に入るとすぐ右手前方に大きなイチョウが聳えている。 多少斜上しているが、端正な樹形のイチョウで、花が下に積もっていて、黄色というか黄緑色の絨毯となっている。京都市の保存樹だとか。 これでも充分に大きくて満足なのだが、しかし、目的のイチョウは反対側にある。 |
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6:20 西本願寺 |
イチョウは箒型の樹形が一般的だが、このイチョウは横に枝を伸ばして、まるで猿候造りのクロマツのような樹形である。 残念ながら周囲が工事中で立入禁止となっていて近くから観察できなかった。 京都駅から近いので、また次の機会にでも会いに来よう。 |
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8:03 京都駅 8:30 宇治駅 |
西本願寺を後にしてホテルに戻る。朝から結構な運動だが、ユニークなイチョウの木に会えたので満足。行程的に厳しかったので朝早くに訪れるしかなく、光量が少なくて暗い感じの写真しか撮れなかったのが心残り(^^; ホテルに戻って朝食をいただく。朝食は朝がゆを選んだ。 ちょっといいホテルで、お値段もそこそこ高いだけあって料理は美味しい。基本的に薄味だが、出汁が効いているので余計な塩分を加えなくても十分。この薄味が分からなくなったらダメかな。 2日目の予定はまず平等院鳳凰堂。言わずと知れた十円硬貨の絵柄に使われている有名な建物である。 JR京都駅から奈良行きの電車に乗ってJR宇治駅で下車。宇治茶からの連想か、電車の色は緑色(緑茶色?)だった。 JR宇治駅から平等院鳳凰堂までは徒歩でも行けるが、昨日2万歩ほど歩いていて疲れが残っているので、楽をしてタクシーに乗る。歩けば15分くらいか。 拝観料は鳳翔館とセットで600円。鳳凰堂内部拝観は300円。 |
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8:40 平等院鳳凰堂 |
今回旅行するので調べて初めて知ったのだが、平等院ではこの時期フジの花が素晴らしいそうだ。 でも今年は花付きが悪いそうで、入口でその旨のお断りが書かれていた。自然が相手なので、人間の思うようには行かないものである。 |
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確かに花付きは悪くてボリューム感はないが、巨樹巨木好きとしては花よりも木の太さの方に関心が向く。 花のボリューム感が無いので、多重露出でソフトな印象で絵作りをする。 フジと平等院という構図の場所は人が集まっているので、簡単に1枚撮って終わり。出来は良くないのでここには掲載しないが(^^; |
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朝なので池に波が立っておらず、鳳凰堂が水面に映り込んできれいである。 正面に回れば左右対称の十円硬貨そのままの建物が見える。なお、広角レンズでないと1枚には収まらないので、3枚のパノラマ写真とした(上の写真)。 魚眼レンズでは写る範囲が広すぎて難しい^^(左の写真) 池の周囲は霧島ツツジや平戸ツツジが咲き始めていて賑やか。松もよく手入れされていて樹勢がよく気持ちがよい。 |
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鳳凰堂の内部に入れるというので入ってみることにした。 無制限に入れると建物が傷むので、1組50名ほどが入れるようになっているのだが、うまく一番最初の9時半の組に入ることが出来た。 もちろん撮影禁止なのでここに内部の様子を掲載できない。この辺の知識は詳しくないので文章での説明が難しいが、高度な装飾が施された見事な物で、一見の価値がある。 宝物館に当たる鳳翔館でも鳳凰堂に飾ってあったものの一部(結構あるが)が展示されていて、こちらの方がすぐ近くで見られて見応えがある。 朝はまだゆっくり写真を撮る余裕があったが、帰る頃には団体さんも含めて多くの人がやってきて賑わっていた。 平等院鳳凰堂を後にして、次も世界遺産の宇治上神社に向かう。 |
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平等院鳳凰堂を右に出て宇治川に向かう。 橋のたもとにまた大きな木がある(左の写真)。 新芽の時期で葉っぱがよく分からないが、どうもエノキのようだ。ヤドリギかに何かがたくさんついていて異様な雰囲気になっている。 なお、この川は流れがかなり速く、泳ぎが達者でもこれではおぼれてしまいそうだ。 |
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10:30 宇治神社 10:35 宇治上神社 |
橋を渡った正面に宇治神社があり、一旦道に出て更に上に登ると宇治上神社がある。 世界文化遺産となった神社であるが、規模としてはあまり大きくない。しかし、本殿と拝殿は国宝になっていて、本殿(左の写真)は神社建築では日本最古だとか。 背後の山にはフジがたくさん咲いていてきれいである。 |
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先程のエノキに続き、今度はケヤキの巨木があった。何も下調べしていないのに巨樹巨木に出会ってしまうのは運命なのか(笑)。 いや、ただ大きな木を探す目になっているので、気づかないうちに見つけてしまうのである。大きな木の雰囲気は結構分かったりするのだ。 ちょうど結婚式が行われるとのことで、衣装を着た巫女さんたちが幾人も居た。でも、結婚式はもう少し時間が後だそうで、うまいこと時間は合わなかった。 折角なので、花嫁さんと神社とを一緒に撮りたかったな〜(まあ、肖像権があると思うので、後ろ姿か遠目で撮るだけなのだが)。 |
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10:50-11:10 玉露休憩 |
宇治川そばまで戻り、JRの駅まで歩いて戻ろうとするが、折角お茶で有名な宇治に来たのだからと近くにあったお店に入り、お勧めだと言う玉露セットを頂く(左の写真:500円)。 お茶のインストラクターが付き、お茶の説明をしていただく。 まず80℃のお湯が入ったポットから白い器(写真手前)に注ぎ、60℃まで温度を下げる。さらにお茶を飲む小さなお茶碗(急須の向こう側)に移し変え、40℃まで温度を下げる。そして急須にお湯を注ぐが、茶葉の周りから注いで均一にお湯に浸るようにする。 |
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細かい時間は覚えていないが、しばらくしてインストラクターの指示に従って良い時間になったら、最後の一滴までお茶碗に注ぐ。飲むと、甘ぁ〜い!(^O^) これが本当のお茶の甘味なのか〜カテキンの渋みがまったくなく、お茶の甘味しか感じない。こんなにお茶が甘いなんて思ってもみなかった。 次は二番煎じ。 今度は1回だけ器に移して注ぐので、60℃のお湯。これも甘くて美味しいが、最初のと比べるとやはり味が落ちる。 「二番煎じ」という言葉があるが、「なるほど〜こういうことなのか〜」と納得した(笑) 三番煎じ、四番煎じまでいただくが、この辺になると茶葉が完全に開いてただの白湯になる。いや、ここから飲んだら普通のお茶と感じるのだろうが、一番煎じのインパクトが強すぎた(^^; 小さな器なのですぐに飲んでしまうが、あれくらいの量がちょうど良いようだ。 最近は渋みのない甘いお茶が市販されているが、あんな甘いお茶を500mlも要らない。 一番煎じを少量飲んで、気持ちをリラックスさせるのが一番だと感じた。 で、お茶菓子は右上に写っている抹茶味の生チョコレートで、玉露によく合う。 |
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左の写真は出涸らしの茶葉を器にとって、ポン酢をかけたもの。そう、茶葉が食べられるのだ。出涸らしなのでいくらか渋みが少し残っているが、割と美味しかった(^^; やはり宇治に来たら宇治茶である。 宇治に行ったら是非体験されると良いと思う。 |
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11:25 宇治駅 |
玉露でリラックスしたところで、JR宇治駅に向けて少し距離があるが歩いて行く。 JR宇治駅からJR京都駅まで快速で向かい、JR京都駅の構内のお店で昼食をとり、そこから地下鉄に乗り換えて次の目的地、二条城に向かう。 |
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