TONARIの 色撮り撮りの「紀行」

四国西南の旅 (滝・海・川・巨樹) 2005年4月30日〜5月1日
愛媛県・高知県

 西海・外泊石垣集落

 
 国道320号線で再び宇和島に戻り、国道56号線を南下して西海に向かう。
 西海は海が大変綺麗なことでも知られている。

 道の駅みしょうMICに寄り、じゃこ天を買いおやつにする。この辺のじゃこ天はおいしいのだ。ホントは道の駅ではなく、道沿いにあるような小さなお店で買うつもりだったのだが、いくつかあったそういった店は閉まっていた。
 
12:15
森の三角ぼうし

13:30
みしょうMIC
 すぐに有料道路の西海道路に入る(420円)。好景観道路ということなので展望を期待したのだが、木が高くて景色はほとんどなし...(−_−;
 全て切り払えなどと無茶なことは言わないが、お金を取る以上、展望のよいところを2,3箇所作ってその周囲だけ整備して欲しいところだ。
 実のところ、下の県道34号の方が、道はクネクネしているものの展望が良いのでこちらを通ったほうがよい。ちゃんと付加価値をつけないと利用する人が減って赤字になりますよ、ホント!
 
13:50
船越港

14:30
ユメカイナ出航

15:10
帰港
外泊石垣集落 
 西海道路を下りてすぐ港に向かい、西海の海を楽しむ為、海中展望船ユメカイナに乗る。
 45分で2200円とお高い...せめて1000円にまけれませんか?もしくはインターネット割引(特定のページをプリントして持っていくと割引になる)で1割引にならないかなぁ(笑)

 さすがゴールデンウィークで船は満員状態。
 肩を寄せ合いながらサンゴ礁のあるところまで向かい、着いたら船室が1.1m下にもぐり、横から海の中が見えるようになる。見下ろすタイプの海中展望船は多いが、このタイプは初めてだ。

 大きなテーブル珊瑚が各所にあり、熱帯の魚が遊んでいる。
 沖縄のようにカラフルな魚はほとんど見ないのだが、山の花ばかり見ている私にはおもしろかった。
 
15:20
石垣の里
外泊石垣集落 
 海中展望船ユメカイナを下船し、車で10分ほどのところにある外泊石垣集落に向かう。

 着いてみると何の変哲もない港なのだが、石垣の集落が山の斜面に続いている。

 駐車場は狭いが、港に石垣の里と書いてある場所に停められる。
外泊石垣集落 
 外泊(そとどまり)の集落は、北向きの山の斜面にあり、立派な石垣がひな壇のように斜面に張り付いている。

 田んぼなどで石垣を組んで段々畑にしているところは広島にもいくつかあるが、これだけ高く積み上げられたお城みたいな石垣を組んでいるところは初めてである。

外泊石垣集落外泊石垣集落 
 石垣は年を経た貫禄のあるものだが、上に立っている家は現代的なものが多い。
 
 「観光」という勝手な視点からわがまま言えば、家も昔ながらのものの方が風情があってよいのだが、これはホントにわがままです(^^;

 空き地になっているところも点在し、ここも過疎化の問題があるのかなぁと感じた。
外泊石垣集落 
 遠くから見ると要塞のような感じがして、見事!

 少し外れると石垣が崩れたりしているところもあり、維持管理は大変そうだ。
外泊石垣集落の猫 
 狭い路地に入ったら猫が寝ていたので、絵になると思って近づいたら、ヒョイと顔を上げ、シャッターを切ったらまた寝ちゃいました(笑)

 写真に反応するとは、この猫はこの石垣集落のモデルでしょうか(^O^)
15:45
石垣の里出発

16:00-17:00
高茂岬
 
 外泊石垣集落を散策後、夕陽が美しいという高茂(こうも)岬へ向かう。

 狭い道を20分ほど車を走らせて到着。
 着いたのが4時で、日没にはだいぶ間があるから、夕陽をここで待とうと予定していたものの、上を見上げれば曇り空...太陽が見えない...(−_−;「これはダメだろうな」と諦めながら周囲の散策に向かう。

 周囲は高木がなく見晴らしの良い草原(というのかな?)なのだが、何せこの曇り空では海の色が沈んで晴れやかな気分にはなれない。

 灯台まで行くが、灯台の周りは木々に囲まれ展望はなし。
 そばに踏み跡があるのでそれにしたがってどんどん下っていくことにした。獣道にしてはしっかりしており、明らかに人の通る道なので大丈夫だろうと下るが、急な坂を下っても、いつまでたっても展望が開けないので引き返すことにした。

 たぶん磯釣りの人が切り開いた道なのだろうが、山も海も「こんなところに!」というような釣り人の切り開いた道がある。登山者より釣り人の根性のほうが上をいっている場合が多いようだ(笑)
 
17:30
石垣荘
石垣荘
 夕陽は諦めて今日の宿、石垣荘(左の写真)に向かう。

 駐車場から坂を登っていくと見晴らしの良い位置に石垣荘がある。

 
 料理はあまり期待していなかったのだが、40cm(!)の鯛の塩焼き、うちわ海老などが出され満足!!!瀬戸内の人間は鯛を食べ慣れているのだが、40cmクラスの鯛はやっぱりおいしかった(2人で1つです)。うちわ海老は初めてだったが、淡白ながら身のボリュームがあってこれもおいしい。亀の手(知ってます?)という貝もあったが、これはまあ珍味。本当に亀の手みたいでした。一泊7800円でしたが、この料理の内容なら安いでしょう。
 

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