08:00 宝山荘 (ロープウェイ) 新穂高温泉駅 鍋平高原駅 しらかば平駅 西穂高口駅 09:15 西穂高口 09:25 登山届 10:48 西穂山荘 11:00 発 昼食など 12:25 西穂独標 12:45 発 13:30 西穂山荘 13:50 発 15:10 西穂高口 (ロープウェイ) 西穂高口駅 しらかば平駅 鍋平高原駅 新穂高温泉駅 足湯など 16:40 新穂高BS 17:13 平湯BT |
TONARIの 色撮り撮りの「紀行」 | |||
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秋の飛騨高山・乗鞍・西穂 | 04/10/10〜10/13 | |||
岐阜県 | ||||
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◎3日目:10月12日(火)−西穂独標 | ||||
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翌日は宿の車で新穂高ロープウェイまで送ってもらう。 平日だからそんなに多くないと油断していたが、乗り場は既に行列が出来ていた。並んだ後に団体さんがやって来たのでぎりぎりセーフ(^^; 第1ロープウェイは高低差約200m弱(新穂高温泉駅1117m、鍋平高原駅1305m)、定員45名と小さめである。着いたら急いで次の乗り場に向かって歩き、列に並ぶ。すぐの便には乗れなかったが、次の便の先頭となり、最初に乗り込めるので、後方のベンチのある展望のよい場所をゲットする。 第2ロープウェイは高低差約850m(しらかば平駅1308m、西穂高口駅2156m)、2階建て定員121名という大きなゴンドラで、人情として2階に乗りたがるが、実感としては1階も2階も違いはない。 雲がかかっているためか、後方に見える笠が岳の景色はあまり良くないが、ロープウェイが登る千石尾根の紅葉はきれいである(左の写真)。西穂高の山並みはまだ雲に隠れている。 ロープウェイ料金は往復2800円。 |
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西穂独標マップ 赤い線が登山道 等高線は50m間隔 高所部では等高線が引けない断崖が多いのですが、便宜上等高線を引いています。 |
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西穂高口駅に着き、屋上の展望所に上がる。雲がかかっていて山の稜線は見えないが、駅周辺の紅葉はまずまずである。シルエットで西穂山荘が見える。 トイレを済ませ駅から外に出て山登りの支度をする。駅の出口のすぐ脇においしい水が出ているので汲んでゆくと良い。ちなみに三角点(栗尾)もそのすぐそばにある。 周辺は園地となっていて散策できるようになっているので平坦な道を最初は進む。登山をしない観光客はこの辺を散策するようになっている。 展望できる開けた場所に来ると、ちょうど槍が岳方面の雲が晴れて一瞬だけ見ることが出来た。雲は流れているので、そのうち晴れて展望は期待できるかもしれない。 |
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まもなく登山届をする小屋に着き、登山届を出す。登山の装備のない方はここから先は立ち入り禁止だと標識が出ている。 ここを過ぎても緩やかな道は続く。植生保護のためか木道が敷いてあって歩きやすい(左の写真)。 シラビソの多い鬱蒼とした暗い森を歩く。花はないが、ゴゼンタチバナなどの赤い実は時々見られる。 木道が終わった後もいくらかアップダウンするが、基本的には緩やかな良い道である。ところどころで展望が開け、西穂高の山並みが見えるようになる。 |
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かかっていた雲も晴れて鮮やかな秋の青空へと変わって行く(左の写真)。 ちょうどネガを1本撮り終えたので今度はポジに変えることにした。 上の方は紅葉する樹木がないので紅葉はないが、中腹辺りはダケカンバなどの鮮やかな黄葉があり、シラビソの緑と混じっていてきれいである。 |
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←ナナカマドの赤と、ダケカンバの黄色の色づきと鮮やかな青空 |
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西穂山荘までの行程の2/3(距離で)歩くと急坂がはじまり、時折振り返って笠が岳方面が晴れないかと見ながらゆっくり登る。急坂を終えて南に向かう平行道に乗れば西穂山荘まではまもなく。 木道となり、まもなく西穂山荘に到着する。 山荘の周りは夏には多くの花が咲くが今は寂しい。 トイレを済ませて出発するが、西穂山荘では荷物を置かせてもらえるのでサブリュックに着替えなどを移して荷を軽くする。 基本的に日本は治安が良いが、置いてある荷物を”興味深く”見つめて”失敬”する輩が存在そることも確かなので、貴重品は必ず持ち歩くようにしたい。また、山の天候は晴れていても急に崩れることがあるのでカッパは持って行く。 |
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西穂山荘の北側にある丸山までは少々の急坂を登ることになる。独標まで上がらないにしても、この丸山は展望が良いので登っておくと良い。 大きな石がごろごろしているので歩きやすい道とは言えないが、少し高度を上げると景色が変わってくるのであまり疲れを感じないと思う。 |
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急坂を終えればしばらく平坦な歩きやすい道となる。ケルンが積んであったり、団体さんが休めるくらいの広い場所もある。 360°の展望が得られ、明神岳、上高地の大正池、焼岳、その向こうに乗鞍岳(ガスがかかっていたが)、笠ヶ岳を中心とした山並み、そしてこれから登る独標方面が展望できる(左の写真)。 |
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紅葉の方はロープウェイの西穂高口駅とだいたい同じ高度がきれいに色づいている。それより上はハイマツの緑に覆われ、岩肌が所々に現れる。さらに上は岩だらけだが、岩にもグラデーションがあるので紅葉でなくてもきれいである。 |
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丸山周辺を過ぎると明神岳が大きく見えてくる。手前にはダケカンバだろうか落葉した白い林が見える(左の写真)。 |
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そろそろお腹が減ったので、宿で作ってもらったおにぎりを食べる。独標で食べたいところだが、まだまだ急坂が待っており、体力を取られそうなので腹ごしらえをすることにした。 また、風が強いので体温を奪われないように上着をここで着る。 笠が岳も山頂部がちょっと見えてきた(左の写真)。 |
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丸山から見ると白く見える道はごろごろ石の急坂で、浮き石もあるので歩きにくい。今日のコースで一番辛い坂道である。 しかし見上げれば鮮やかな青い空と鱗雲があり、気分的には開放的で清々しい(左の写真)。 |
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急坂でペース配分を間違えて早めのペースで登ったので息が切れる。急坂が終わるくらいの少し平坦な場所で小休止。登山道を整備されている方と出会い、挨拶を交わして更に登る。 振り返れば(左の写真)さっきの急坂を登り始める人が豆粒に見える。これは下りが大変だなぁと思いながら冷たい山の空気を吸い込む。 |
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急坂を終えると独標が間近に大きく見え、上に登った人がたくさん見える。 もう少し坂を登ると岩だらけの道となり、岩に丸印がしてあり、通るルートを示している。一部それを無視して歩いている人があるが、自分に自信があろうなかろうととこういう指示には従っておくべきである。 |
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いよいよ独標が間近に見え(左の写真)、岩場を超えて登り始める。 ここも丸印と×印があり、指示通り丸印の通りに登る。急激に岩場を登るので心配されるかもしれないが、それ程難しい岩場ではなく、ひとつひとつしっかり登れば問題はない。 |
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ただ、人が多い場合は、避ける場所を考えておかないと不安定な場所にしばらく留まることになるので、人に道を譲る場合のことを考えておこう。道を譲ってもらうのはよいのだが、不安定なルートを残してもらうと困るので、相手のことを考えて避けたい。 |
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独標の上は多くの人が展望を楽しんでいる。 360°のすばらしい展望で、西穂高、奥穂高、明神岳、登ってきた方を振り向けば焼岳、乗鞍岳などが見え、谷を見下ろせば紅葉がきれいである。 |
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基本的に一般登山客はここまでで、これから先は岩場の訓練を受けている人以外は行かない方がよい。 チョコレートで疲れを癒し、記念撮影をしてから引き返す。 天候さえ悪くなければ是非ここまで登ってくるべきだと思う。 標準タイムは、西穂高口駅から西穂山荘までが1時間半、西穂山荘から独標までも1時間半である。健脚を自負する方ならそれぞれ1時間程度で歩けるだろう。 |
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次第に空が暗くなり、大きな雲が現れ始めたので早々に下山することにする。日が照っているときは暑いくらいだが、日が陰ると肌寒くなる。やはり標高2000mをゆうに超える山にいるのだと実感。防寒着は晴天でも用意しなければならない。 西穂山荘に戻って荷物を詰め直し、売店でおしるこを食べて体を温めてから下山する。 日が傾いて肌寒くなり、午前中に見られた紅葉の輝きは失せていく。まだ登る人も多いが、時間的に考えて西穂山荘で宿泊するのだろう。 登山届の小屋で下山の書き込みをしてロープウェイの西穂高口駅に到着。朝よりも多くの人がおり混雑している。トイレを済ませて乗り場にゆくと、ちょうど臨時便が出ていたので早速乗り込む。混雑すると自然に気が急いてしまい、第1ロープウェイへの乗り換えはかなり早足で移動した。しらかば平駅には足湯があるのだが、その時は念頭になく、そのまま下りてしまった。やはり人ごみは苦手である。(^^; 今日は平湯温泉で宿泊するのでバス乗り場へ数分下って行く。バスは10分ほど前に出ていたようで結構な時間が余ってしまった。観光案内所で暇をつぶせる場所を聞いたら、近くに足湯があるというので行くことにする。バスのターミナルそばの橋を渡ったところにもうもうと湯煙を立てる場所があり、そこに足湯がある。硫黄のにおいがプンプンでまさに温泉といった感じで結構熱い。ただ、長時間歩いているので足のハリは和らいだ感じだ。道のすぐそばなので、見せ物的な感じになるのは我慢しよう。(^^; 時間が来たので高山駅バスセンター行きのバスに乗り、平湯バスターミナルで下車。今日の宿泊場所、安房館は歩いてすぐ。一番安い料金だったので夕食はあまり期待していなかったが、飛騨牛がおいしく、お風呂も桧風呂で香りが良かった。1万円の割にはちゃんとした料理で満足。 |
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1日目:10月10日(日)−高山祭りと乗鞍畳平 | ||||
2日目:10月11日(月)−乗鞍岳 | ||||
3日目:10月12日(火)−西穂独標 | ||||
4日目:10月13日(水)−平湯大滝・平湯大ネズコ、高山まつりの森 | ||||
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