07:30 安房館
07:45 平湯大滝
08:00 発
08:20 キャンプ場
08:40 大ネズコ
08:50 発
09:20 平湯BT
09:55 発
10:53 高山BC
11:10 発
11:23 まつりの森
12:00 高山BC
    市内散策
    昼食
15:42 高山駅
18:09 名古屋駅
20:39 広島駅
21:25 帰宅  
TONARIの 色撮り撮りの「紀行」

秋の飛騨高山・乗鞍・西穂 04/10/10〜10/13
岐阜県

◎3日目:10月13日(水)−平湯大滝・平湯大ネズコ、高山まつりの森


 前日にホテルのフロントで、明日行く予定の平湯大滝と平湯大ネズコの情報を収集。
 平湯大滝は名瀑百選の有名な場所なので位置はよく分かるのだが、森の巨人たち百選の平湯大ネズコはいまひとつ情報収集が不完全だった。貰ったパンフには載っているが、道がデフォルメされているのでよく分からない。キャンプ場の管理棟付近が入り口のようなので、行けば分かるだろう。
 
 平湯大滝までは歩いて30分ほどであるが、初日に高山祭りの屋台をあまり見られなかったので、それが展示してある「まつりの森」に行くことにした為、バスの時刻表と睨めっこしながら計画を立て、平湯大滝までは無駄な時間を省くためタクシーで向かうことにした。

 朝食を食べてすぐ清算をし、歩くのに邪魔になるリュックを宿に置かせてもらい、サブリュックに最小限のものを入れて出発。平湯バスターミナル近くにタクシーがいるのでそこから乗る。
 車だとすぐだが、歩くと時間がだいぶロスしてしまうので少々金がかかってもよしとする。ワンメーターではなかったが、時間をお金で買ったようなものである。
  
平湯大滝 
 平湯大滝の入り口は公園が作られ、車止めがしてあったのでここでタクシーを降りる。ゆっくり時間があれば公園内をうろちょろするが、時間が惜しいのでさっさと滝に向けて歩き出す。

 昼間ならシャトルバス(100円)が出ているが、朝早いので誰もいない。もっとも、100円を出す程の距離ではないので緩やかな坂道を登って行く。

 やがてバスの回転場くらいで平湯大滝(左の写真)が見えてくる。
 さすがに百選に選ばれただけあって、高さも水量もある良い滝である。周りの紅葉はまずまずだが、もう少し楓のたぐいがあると滝が映えてくるだろう。

 滝壺までは行けないが、その手前までは行けるので近づいてみる。滝の爆風がたなびき、自然の強さを感じる。この滝は冬には凍結するようで、その頃にお祭りをするらしい。
 
 次の目的地平湯大ネズコに向かう。
 来た道を戻り、吊り橋のあるところで左折して橋を渡り、森の中のキャンプ場内を歩く。大ネズコの案内標識が見当たらないので取り敢えず管理棟の周囲を歩くが見つからず、管理棟で場所を訊く。
 管理棟の正面に向かって右手の道を少し登ると大ネズコの案内があり、そこを右折し山道に入る。
 
ユキザサの実 
 急な道で息が切れる。鮮やかなユキザサの赤い実がたくさんあり(左の写真)、周囲の紅葉もなかなか良い。

 小さな谷の側面を登り、尾根に出てさらに登る。平坦地になると右手に進み、これまでに比べると平坦な道を横に進む。
 再び急坂になり、登りきると幾本にも分岐したそそり立つ平湯大ネズコに到着する。登り始めて20分くらい。
平湯大ネズコ 
 森の巨人たち100選に選ばれただけはある堂々としたクロベの巨樹で、幹周りは10m、数多く分岐しているので旺盛な生命力を感じる(左の写真)。

 周囲は根を踏まれないように杭で囲まれ、根元に行ける橋が造ってある。一周して全ての角度から大ネズコを見るが、どの角度からも力強さが感じるすばらしい巨樹である。

 急坂ながら20分程で見ることが出来るので、平湯に立ち寄った折には見てもらいたい巨樹である。

 なお、平湯大ネズコはキャンプ場からの標高差は約100m、標高1420mの位置にあり、分かる人には遠くから場所が分かるそうである。出来れば登山靴の方が安心。ハイヒール、つっかけなど、足首が保護できない靴はやめた方が良い。
ツタウルシの紅葉 
 30分ほどで安房館に戻って荷物を整え、高山駅に行くのでバスに乗りに平湯バスターミナルまで歩く。

 バスの発車までに多少時間があるのでお土産屋に寄ったりしてぶらつき、時間が来てバスに乗る。高山駅には11時前に到着し、次の目的地、まつりの森に行くために乗り場に移動する。やはりリュックを担いでいると町中では邪魔になるので、コインロッカーに入れておく。

 なお、まつりの森の入場料の割引がバスセンターの窓口で貰える。1000円が800円になるのは大きい。

 バスに乗ると 13分でまつりの森に到着する。
 高山祭りの屋台を展示しているところの他にもいろいろな施設があるが、それぞれ入場料がいる。今日は時間がないから利用しないが、各施設共通のパスポートで1000円くらいにならないのだろうか。観光地の入場料はどこも高すぎる。
屋台 
 さて、屋台を展示しているところに入る。
 入るといきなり大きな”さるぼぼ”と写真を撮られそうになる。記念写真で儲けようということだがうまくすり抜ける。

 長い廊下にはミニチュアの屋台が並び、それを抜けたところにある地中をくりぬいた広いドーム内に実物大の屋台がある。鮮やかな装飾がなされ、上にはカラクリが見える(左の写真)。

 時間ごとに各屋台でカラクリが動くので、時間があればゆっくり見ると良い。本物は昔ながらの仕掛けだが、こちらは現代科学の代物である。

 場内は暗いが、屋台のちょうちんの明かりがいい雰囲気を出している。出来ればフラッシュなしで撮影すると雰囲気が出る。こういうところは一眼レフは便利である(手ぶれ注意)。
 
 帰りの都合があるのでバスの時間に合わせて外に出る。乗ったバスは高山市のデザインバスで、後部が半二階建てで高くなっている。高山市内では2階建てバスが走っている。
 
 バスセンターに戻り、土産物の購入と昼食のため再び市内散策に出かける。祭りは終わったというのに人手は多く、つくづく人気のある場所なのだと感心する。昼食は贅沢をして飛騨牛のステーキを食べたが、やはり飛騨牛はおいしい!自分用の土産にイチイの工芸品を買い高山駅へ戻る。

 高山駅で駅弁を買い、特急に乗り名古屋まで。名古屋から新幹線に乗り広島へ、9時半頃帰宅。

 初日に寝台列車が止まるハプニングから始まり、いくつか予定外のこともあったが、それはそれで旅の楽しみでもあり、疲れたが、平日2日間の有休を取ったに値する充実した旅行となった。さて、今度は(お財布と相談しながら)どこに行こうか。(笑)
 
 

1日目:10月10日(日)−高山祭りと乗鞍畳平
2日目:10月11日(月)−乗鞍岳
3日目:10月12日(火)−西穂独標
4日目:10月13日(水)−平湯大滝・平湯大ネズコ、高山まつりの森
 

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