【行程】

比叡山
延暦寺

山頂エリア

東塔

西塔

横川
TONARIの 色撮り撮りの「紀行」

琵琶湖畔 お城とお寺の旅 (霊山編) 2007年5月19日〜20日
滋賀県

<5月20日>
根本中堂
 最終日の20日、ホテルの朝食バイキングを食べて出発。

 今日は琵琶湖の南側を回るが、最初に行くのは比叡山延暦寺。

 琵琶湖大橋を渡り、カーナビの案内にしたがって仰木ゲートから奥比叡ドライブウェイに入る。

 有料道路で、ここでは通行券を取るだけで、清算は後になる。比叡山へ登るルートは他にもあるので、通るコースによって料金が変わるので注意。

 比叡山は東塔、西塔、横川と大きく3つのエリアがあり、仰木から入ると横川→西塔→東塔の順になるが、今回は全部を回る欲張りコースで、最初は山頂へ向かう。

 どんどん山を登るので、展望の良い道路だと思うが、今日も天候が思わしくなく、あまり展望はなかった。まあ、山に行けばこんなことは良くあるが(^^;

 横川、西塔、東塔の入口を過ぎ、途中検札所を通って山頂エリアへ。
 山頂へ向かうにしたがって雨が強くなり、広い駐車場に着いた頃は嫌なくらい雨が降っていて、展望を楽しむどころではなくなった。「これはダメ」とそうそうに諦め、東塔に向かうことにした。

 ところで、山頂エリアにガーデンミュージアムなるものがあったが、信仰の山として有名な比叡山に西洋の庭園ねぇ...統一性がないというか、何でもありか?おっと、余計なことは言うまい(笑)

 東塔に向けて下り、広い駐車場に車を停める。朝早いのでまだ余裕があった。
 心配していた雨も期にならない程度に弱くなったが、傘は持参する。

 拝観料は550円。
 
東塔エリア

大講堂
大講堂 
 道に沿って、仏教の各宗派の開祖のパネルが展示してある。宗派を超えて助け合おうと言うことだろう。

 そう、宗教間の対立なんて醜いものであるし、昔から……おっと、また余計なことを書きそうになった(笑)

 最初に大講堂という大きな建物にやってくる(左の写真)。さすがに大きなお寺である。
根本中堂 根本中堂 
 大講堂を左に行って下の広場からさらに左に下ったところにあるのが、冒頭と左の写真にある根本中堂(国宝)である。

 比叡山延暦寺というと、一般的にはこの根本中堂を差すと思われる延暦寺の中心的な本堂である。

 中に入ると、薄暗く神秘的な雰囲気に包まれている。こういう雰囲気は古いお寺独特のものである。


 庭はカエデの大木が対に配置されていて、赤い建物と緑色のカエデとのコントラストがきれいである。思わず写真を撮りたくなるが、ここは撮影禁止。信仰の場所であるので、ルールは守ろう。なお、庭にエイザンスミレが(咲いてはいなかったが)あったのが何だか面白かった^^
 
根本中堂を見下ろす 
 根本中堂を後にして、急な石段を登って文殊楼へ登る。

 階段の上から根本中堂を見下ろしたのが左の写真。ここから見る根本中堂もも雰囲気が良い。

 最初は人が少なめだったが、中学生の修学旅行など団体さんが多数やってきて、混雑しだした。
文殊楼 文殊楼 
 そしてこれが文殊楼。

 2階に急な階段を伝って登ることが出来る。
阿弥陀堂 阿弥陀堂 
 続いて阿弥陀堂へ向かう。

 少し離れているせいか、団体さんは余りこちらには来ないようで随分と静かになる。

 左の写真が阿弥陀堂で、左側に見えるのが東塔。

 広々として、何より人が少ないのが良い(笑)

 もと来た道を戻り外に出る。だいぶ混雑し出した。やはり早い時間に行くに限る。
 混雑しているお土産屋さんに顔を出し、比叡山名物の胡麻豆腐を購入。家に帰ってから食べたが美味しかった。

 駐車場も一杯になっていました。さすがは有名なお寺である。続いて西塔へ向かう。

 西塔の駐車場に着くと、高校生ぐらいの団体さんが車の通り道に堂々とたむろしていて、車を駐車できなかった。やれやれ、避けようと言う気はないか...バスの運転手が「通りますか?」と訊きにきたが、この状況を見れば分かるだろうに...(口にはしなかったが)、大人気ない愚痴はこの辺にして、車を停めて西塔に入って行く。

 ちょうどこの団体さんが(修学旅行?)歩き始める頃で、人波にもまれながら進むことになった(^^;
 
にない堂 にない堂 
 最初に着くのが「にない堂」(左の写真)。

 何でも武蔵坊弁慶が、この渡り廊下を肩に担いで運んだことから「にない堂」となったとか。左右対称の建物である。

 でも、天気と光の向きが悪いので、写真的にはダメだな...ここの写真を撮る為に、団体さんには全部先に行ってもらった。
苔むした木立 
 左の写真は、にない堂すぐ下の斜面で、緑色の苔が一面に生えていてきれいだった。

 歴史のある場所だと、周りの雰囲気が良いから余計に美しく見える。
釈迦堂 
 にない堂から坂を下ると釈迦堂に着く。それが左の写真だが、大きな杉があったので、それを中心に撮影してしまった^^。

 釈迦堂は西塔エリアの中心的なお堂で、比叡山では最も古い建物だそうだ。

 中も見られるようだが、団体さんで一杯になっているので写真だけ撮影して引き返すことにした。今日も予定が詰まっているので、見ただけ観光になってしまった。

 こういうお寺はゆっくり見るのが良いと思うが、スケジュールを詰め込み過ぎた(反省)

 東塔と比べると拝観者も少なく、静かなエリアである。
 高校生たちが居なくなると、突如として静寂の空間になった。多くの観光客は東塔だけなのだろう。他を訪れないのは、もったいない気がするが。
峰道レストランから琵琶湖を望む

 さて、西塔を後にして最後の横川に向かうが、行く途中にある峰道レストランというところに立ち寄ってみた。
 展望所が作ってあって、広範囲に琵琶湖を見下ろせるようになっている(上の写真)。
 しかし、天気が悪いので、写真を写してもイマイチ...山の上だから仕方ない。

 ここでは登山の格好をした団体さんが集まっていたが、比叡山は東海自然歩道が通っているので、ウォーキング大会か何かかな?

 再びドライブウェイに戻り、少し下ると横川の駐車場へ着く。横川は「よかわ」と読むそうだ。
 
横川中堂 横川中堂 
 木立の中の道を緩やかに下ってゆくと、横川の中心的なお堂、横川中堂の下に着く(左の写真)。

 カエデの木が多いので、朱塗りの建物と紅葉とのコントラストがきれいだろう。

 上に上がって中堂の中に入ってみた。
 入ってみると何やら多くの人が集まって座っており、何か行事があるようで、少し見学させてもらってから外に出た。読経が始まってからでは席を立ちにくいし(^^;
横川中堂付近 
 ←横川中堂周辺

 次に奥の元三大師堂へ。
 横川の大師さんと呼ばれ、おみくじの元祖とか?どうしておみくじの元祖なのかよく分からない(@@?

 横川は親鸞上人、日蓮上人などの名僧と言われる人たちが修行した場所だそうだ。

 今日は行事がある関係で人が多めだと思うが、東塔に比べると、随分と静かな場所で、個人的には好きな場所である。

 比叡山延暦寺の3つのエリアの紹介はこれでお終い。
 1〜2日かけてゆっくりと回ればよいのだろうが、そんな時間もないしいいとこ取りをして回ってみた。
琵琶湖を望む

 最後に広範囲に見渡せる展望所があったので、そこからカメラをパンして連続撮影してパノラマ写真を撮った。もう少し晴れてくれたらとは思うが、これだけ見られるだけましだろう。

 こうしてみると琵琶湖の周りは平地が多く、水田が多い。たぶん天気が良ければ、水田が鏡のように輝いているのではないかと思われる。

 さて、これで比叡山を出る。出口のところで料金を払うが、ドライブウェイの料金は往復で3000円!!!←高いぞコラ(笑)通過ポイントによって料金が変わるので、次に来る時はHPで料金体系を研究してこなければ(^^;

比叡山を後にして、琵琶湖の南端へ向かい、次の目的地、石山寺に向かう。

1.お城編
2.巨樹編
⇒3.霊山編
4.古寺編
5.近江八幡編

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