【行程】

蔵王温泉

山寺
立石寺

東根の
大ケヤキ

道の駅
むらやま
TONARIの 色撮り撮りの「紀行」

秋の蔵王・山寺と温泉と巨樹と (山寺・大ケヤキ) 2007年10月13日〜16日
宮城県・山形県

<10月15日(日)>前編
 
 この旅行記も3日目の15日に入る。
 前日2日目は蔵王周辺を巡ったが、この3日目はまず山寺から銀山温泉、鳴子温泉、秋保温泉と広い範囲を巨樹を訪れながら一気に回る超過密スケジュールである。移動範囲がかなり広いので、予定していた所を全部見るのは不可能であり、いくつか巨樹の訪問を削ることにした。
 
 最初の目的地は山寺。松尾芭蕉の句『閑さや岩にしみ入る蝉の声』で有名な山寺、立石寺である。

 蔵王温泉から山形市中心部に向けて進み(県道21号線)、時間が惜しいので途中から有料道路 西蔵王高原ラインを通り(300円)、国道286号線にぶつかって左折。続いて国道13号を右折。やがて案内が出るのでそれに従い(県道19号線)、リンゴ畑などを見ながら進むと、蔵王温泉から1時間弱で山寺の麓に到着。
 
麓から山寺を見上げる 
  駐車場は点在しているが、どこに停めたら良いのか分からなかったので、町の中央にある橋の近くの駐車場に停めることにした。早速おばちゃんが出てきて車の鍵を渡す。駐車料金は500円で、土産を1000円以上買ってくれたらタダにしてくれるそうだ(余所は知らないが)。

 左の写真は駐車場付近から山寺を写したもの。岩山の間にお堂がいくつか見える。登っていくのは右手の谷である。



蔵王温泉
8:10

山寺
立石寺P
9:00
立石寺本堂 
 橋を渡って右折し、お土産物が並ぶ道を歩く。朝早い時間にも拘らず営業しているところを見ると、観光客は早く来る人たちも多いようだ。

 案内にしたがって立石寺本堂への階段を登ると、趣のある本堂があり、観光客がお参りしている。

 信心深かい人間ではないが、入山させていただくので私もお参りを済ませてから歩き始める。
山寺の
大イチョウ
山寺の大イチョウ 
 本堂に向かって左手に行くと日枝神社の御神木の大イチョウがある。周囲が建物で囲まれていてイマイチ大きさを掴めないが、結構大きなイチョウである。

 すぐ近くのお店では名物の「力こんにゃく」を売っていたが、朝食を食べて間もないので、さすがに食べる気にはなれなかった。
山門
9:17
山寺の参道 
 少し進むと山門で、入山料300円を払う。

 ここから奥の院まで階段が1000段と少しあるそうだが、神社の階段のように連続して続いているのではなく、左の写真のように平坦なところも混じるのでそんなにきついことはない。

 大きな岩や、杉の木立に囲まれて神聖な雰囲気がする。

 まもなく芭蕉の句(『閑さや岩にしみ入る蝉の声』)を書いた短冊を埋めたと言うせみ塚のところに来るが、そういうものにあまり興味が無いので1枚写真を撮ったきりでそのまま通り過ぎる(笑)←なら来るな^^
仁王門 
 そして仁王門(左の写真)を過ぎると周囲が開けてきて山寺の全体像が分かってくる。

 山寺は大岩の露出した急峻な谷に造られており、とんでもないところにお堂があったりする(写真は下で掲載)。
奥の院
9:45
イチョウの巨木 
 途中休憩所があるが寄らずに進み、1000段ほど登って奥の院に到着。写真を撮りながらで30分で到着であるからあまり”修行”にはなっていない。辛そうな人もいたが(^^;

 ところで、奥の院の前に大きなイチョウ(左の写真)があり、樹皮にお金が差し込まれていたが、あれは何だろうか?

 大きな木を見ていると、時々こういうことがあるのだが、巨樹好きな私としては木を痛めつけているようにしか見えず痛々しく感じる。信仰上の何かがあるのだろうが、個人的には感心できない...

 さて、奥の院でお参りして引き返す。奥の院は写真を載せるほど絵にならないので割愛する。
五大堂
9:52
五大堂 
 来た道を引き返し、途中から右手の道に入り五大堂に向かう。

 五大堂は山寺の景色としては一番有名なところである。ここは岩から飛び出した舞台式のお堂となっていて景色もよく、テレビのサスペンスドラマなんかで時々出ているのを見る(笑)
五大堂から山寺全体を見る 
 左の写真が五大堂からの景色。

 崖の上や中腹にお堂があるのが分かる。奥の院は左手奥でここからは見えない。

 山としてはあまり規模が大きくないのだが、これだけ岩が露出している場所もそうはないだろう。

 お寺だけでなく、町並みの展望もなかなかなのだが、観光客が多くてなかなか見せてもらえず、人の隙間から撮ったので、単なる証拠写真程度になったのでここでは載せない^^

 ちなみに左の写真は縦位置撮影でのパノラマ。広角レンズがないので、時々こんなことをしている(^^;
ずんだ餅
 下山する頃には多くの観光客とすれ違うようになり、団体さんも多い。さすがは有名な観光名所である。

 下山して土産物などを見ながら歩き、小腹が空いたので名物のずんだ餅を食べることにした。

 入ったお店オリジナルか、この辺の特色か、お麩で餅を包み、その上にずんだが乗っている変わったずんだ餅だった。

 お麩の食感とお餅の食感があり、なかなか美味しかった。
山寺出発
9:30頃

 駐車場をタダにしようと(笑)、駐車場のオバチャン系列?のお土産屋さんに入り、お土産を購入。広島県人と言う奴は、結構お土産を買うのが好きな民族らしい(大笑)

 本来ならもう少し時間を取りたいところだが、今日は昨日以上に時間が無いので、すぐに次の目的地、東根の大ケヤキに向かう。

 来た道を少し引き返し、右手斜め前方に向かう道に入る。やがて国道13号線にぶつかるので右折。国道を北上し、山形空港を過ぎた蟹沢の信号で右折。市民体育館を過ぎて県道29号に左折。まもなく小さな川を渡った先に案内が出るのでそこを右折。まもなく大きなケヤキの木が見えてくる。ケヤキのそばに見学者用の駐車場がある。
 
東根の
大ケヤキ
11:10〜20
東根の大ケヤキ 
「東根の大ケヤキ」

樹高28m 幹周り12.6m 推定樹齢1500年 国指定天然記念物

 東根小学校の校舎横にあり、校舎が小さく見えるくらい巨大なケヤキである。かなり重量感があり、巨樹とはこういうものだと言わんばかりの迫力。

 2本の木が合体したとも考えられているそうだが、それにしても大きい...そう、このケヤキは日本一の大きさを誇るケヤキなのである。この小学校のシンボルでもあり、東根市のシンボルでもあるそうだ。

 紅葉には少し早かったのは仕方ないが、このケヤキは一見の価値あり!

 大ケヤキに圧倒された後、お腹が空いたので^^昼食の場所を探す。県道29号に戻って右折して東根駅方面へ進み、国道13号線と平行に北上し、適当なところで左折して国道に乗る。北上していると「道の駅むらやま」があったのでそこに入る。
 
道の駅
むらやま
11:40

昼食

12:10頃
板そば 
 食堂に行くと、どうも「板そば」というのが名物らしいのでそれにしてみた。

 お盆のような木の板(?)にお蕎麦が散らしてあり、「少ない!」と思ったが、普通のざると同じくらいの量はあった。少しうどんに近いようなもっちり感があるが、まあ道の駅の食堂だから本来の板そばがどんなのかは正直分からない(^^;まあ、普通のお蕎麦だった。

 建物から出たところで、ちょうど米沢牛のコロッケを売っていたので購入。なかなかおいしかった。店の人はメンチカツがお勧めと言っていたが、食べた後ではちょっと胃に重かった。
 
 道の駅を出発し国道13号線をさらに北上し、次は銀山温泉に向かうが、それは次頁に。
 
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1.10月13日    称名寺のシイノキ・高蔵寺
2.10月14日前編 宮城蔵王(お釜・熊野岳)
3.10月14日後編 山形蔵王(ロープウェイ・蔵王温泉)
⇒4.10月15日前編 山寺と大ケヤキ
5.10月15日後編 銀山温泉・アカマツ・鳴子峡
6.10月16日    秋保大滝

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